人間関係で考えすぎてストレスを感じた時にできる、頭の中をスッキリさせる方法。

人間関係の悩みを考えすぎて、ストレスを感じ、頭の中がいっぱいいっぱいになることがあると思います。

そんな時に、頭の中が整理されて、スッキリできる方法をこの記事で解説していきます。

参考になれば幸いです。

 

人間関係で考えすぎてストレスを感じた時にできる、頭の中をスッキリさせる方法。

まず、人間関係でストレスを感じるくらい考えてしまっている状態というのは、

頭の中が考え事でいっぱいになっていると思います。

 

考えたくないのに考えてしまったり、悩みばかりに意識が向いて、ずっとそのことばかりを考えてしまったり、そんな状態が続くと思います。

その状態というのは、頭の中が、ストレスを感じる話題で持ちきりの状態になっているので、なかなかスイッチを切ることは難しいです。

 

でも、考えすぎている自分の思考を止めない限り、その状態からは抜け出すことができません。

そんな時に有効な方法をお伝えしていきます。

 

【1】頭の中を言葉にして、紙に書き出してみる。

頭の中だけで考えてしまうと、同じことをぐるぐる考えてしまったり、今はどうしようもないことを考えてしまったり、過去を考えてしまったりと、自分の考えていることがどこにあるのかを把握することができません。

 

考えていることを把握できないのであれば、自分の思考がどこに向いているのかを確かめることができないので、頭の中をスッキリさせる方法が見つからないのです。

 

例えば、パソコンをシャットダウンしたいときに、それをする方法がわからなかったら、いつまでもパソコンの電源はついたままになりますよね。

シャットダウンのボタンがどこにあって、どのような操作をすればいいのかが理解できるから、シャットダウンをすることができます。

 

僕ら人間の頭の中もそれと同じなのです。

考えることをやめるためには、シャットダウンのボタンを探す必要があります。

 

頭の中のシャットダウンのボタンというのは、「納得」です。

考えていることに納得できれば、考えることをやめられます。

 

例えば、

《 上司の言うことがコロコロ変わって、それがストレスで疲れる。》

と思っていたとするなら、まずはそれを紙に書き出していきます。

 

そして、上司の行動や言葉を紙に書いていくのです。

言われたことをそのまま書いたり、行動していることをそのまま書いていけばいいと思います。

綺麗にする必要はありませんが、正直に書くことが大事です。

誰も見ていないので、飾る必要もありません。

 

すると、上司の取っている行動自体の意味がわかるようになっていきます。

 

これが、「相手の視点」です。

相手の視点がわかれば、自分の視点だけではわからなかったことが見えてきます。

 

例えば、上司の意見がコロコロ変わる時の傾向が見えてくると、その原因を予測できるようになるのです。

会議が終わったら、言うことが変わるのであれば、その会議に何か原因があります。

 

となると、会議の内容や、そこで行われている話を予測すれば、なぜ話が変わるのかがなんとなく見えてくるのです。

 

そして、もしかすると、上司もそのまた上司に言われることがコロコロ変わるから、変えざるおえないのかもしれない可能性が出てきます。

だから、「上司の言うことがコロコロ変わるんだ。」という仮定が出来上がるので、それを次の会議でどうなるのかを見てみます。

 

いつものように変われば、会議が原因ですし、そうでないのであれば、また同じように別の原因を探していきます。

 

すると、物事が起こる本当の原因が見えてくるのです。

 

そこまでわかれば、「なぜ意見がコロコロ変わるのか?」ということを冷静にみることができるので、ストレスを感じることは減っていきます。

また変わったとしても、原因自体が上司にないので、上司を責めることにもなりません。

 

そうなると、上司に対する考え方が変わります。

これが「納得」です。

 

【2】 納得できれば、頭の中が冷静になる。

原因がわかれば、納得できます。

相手の視点がわかるから、「そういうことか」と思えるのです。

 

そうすると、相手を責めたり、想像だけで相手を決めつけてストレスを抱えたり、悩むことは格段に減っていきます。

 

自分は自分のことしか感じませんし、見えていません。

でも、相手にも自分と同じように思っていることや考えていることがあります。

 

自分が考えて当たり前だと思っていることは、相手にとっての当たり前ではないかもしれませんし、その逆も可能性としてはあるのです。

そこの相違を、頭の中だけで考えようとするから、頭の中がぐちゃぐちゃになって、ストレスを感じてしまうのです。

 

だから、まずは、状況を整理していく必要があるので、紙に書くということが有効なのです。

 

もちろん、紙ではなくパソコンのメモ機能でもいいと思います。

とにかく大事なのは、客観的な視点を持って、自分が納得できるかどうかにかかっています。

 

この段階では、自分の中を整理することだけに特化する必要があることを認識しておいてください。

 

一気に関係を変えようとか、良くしようと思って行動しても、一足飛びには難しいと思います。

 

だからこそ、まずは、自分の中を整理して、納得させた上で、頭の中をスッキリさせてみてください。

 

紙に書いたり、考えたりすることがめんどくさいように思えるかもしれませんが、これをするから、解決していきます。

 

間違っても、相手が変わってくれることを待たないでください。

相手が変わることを待っていても、変わることはありません。

変わったとしても、アナタの都合がいいように変わることはないんです。

 

だから、変えていける自分の中を変えていけばいいのではないかと思います。

そのほうが確実です。

 

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【3】 どの人間関係でもやることは同じで、書き出していきます。

今回は上司というたとえ話で進めてきましたが、どんな人間関係でも同じように整理していくことができます。

それは、人は行動するときに必ず何かしらの原因があるからです。

 

突如として動き出したりとか、突如として変貌するとか、そういうことはなかなか稀なことだと思います。

大きい、小さいに関わらず、刺激があって、その刺激で行動が起こるんです。

 

例えば、子どもが急に「あそこに行きたい!」と言ったとしても、それはどこかからの刺激によって発言していることが多いということです。

電車の中の広告を見て、楽しそうだと思った。とか、

学校のクラスの子が、楽しそうに話していたから。とか、

何かしらのきっかけがあります。

 

それは大人でも同じですよね。

 

ということは、人間関係において、考えすぎるくらいのストレスを感じるということは、それが理解できていないときに起こるということです。

 

行動する理由がわからなかったら、納得しようがないのです。

納得できないから、考えるということをします。

だから頭の中がオーバーヒート状態になって、寝られなくなることもあるんです。

 

そうなる前に、そうなったとしても、紙にフレーズだけでもいいので書いてみてください。

感情が収まらないのであれば、そのまま感情を乗せて、紙に書いてみてください。

どんなに理解できない行動でも、そのまま紙に書いてみてください。

 

そうするとことで、自分の頭の中から考えていることを出すことができます。

考えていることを出せれば、頭の中はスッキリしていくので、それだけでもやってみてください。

 

人間関係のモヤモヤをスッキリさせるには、最後は面と向かって会話すること。

自分の中をスッキリさせることができれば、自分の頭の中はスッキリできます。

 

その状態で、人間関係を変えるためには、アナタの思っていること、感じていることを相手に伝える必要が出てきます。

ここができないと、いつまでもアナタの思っていることは相手に伝わりません。

 

自分の中がクリアな状態というのも大事なポイントです。

自分の頭の中がクリアだから、相手に伝えることも明確にすることができます。

 

クリアにしないで相手と話を始めてしまうと、伝えたいことが伝わらなかったり、誤解を生むことに繋がります。

 

例えば、服を脱ぎっぱなしにしているのが嫌だと思っているのであれば、まずは、自分の中をクリアにしていきます。

・なぜ、脱ぎっぱなしが嫌なのか?

・脱ぎっぱなしが嫌なのか、それとも言ったことを聞いてくれないのが嫌なのか?

・なぜ、言っていることが相手に伝わらないのだろうか?

そのように、自分にいろんな角度から質問していきます。

そして、それらの答えから、自分が本当に嫌だと思っていることを見つけ出すんです。

 

脱ぎっぱなしという行動が嫌なのではなく、話が伝わらない、聞いてくれないことが嫌だとするのであれば、相手に聞くことは、

「なんで脱ぎっぱなしなの?」

ではなく、

「脱ぎっぱなしにしないでとお願いしたのに、なぜ聞いてくれないの?」

になります。

 

こうすると、返ってくる答えが変わりますよね。

 

脱ぎっぱなしに対しての答えであれば、「めんどくさいから」とか、「次はやるから」とか、そういう言葉になりますが、

なぜ聞いてくれないのか?という質問に対しての答えであれば、相手も考えることができます。

 

そして、明確な答えを受け取れるのです。

 

そうすると、脱ぎっぱなしをする本当の原因がわかるので、解決することができます。

 

もしかすると、脱ぐ場所に問題があるのかもしれません。

それであれば、場所を変えればいいなどのアイデアが生まれます。

 

そうすれば、お互いに納得できる答えを作ることができるので、気持ちのいい人間関係を作ることができます。

その状態で、考えすぎるほどのストレスを感じることはなくなるはずです。

そして、頭の中だけでなく、関係性もスッキリするので、人間関係でのモヤモヤはなくなっていくのです。

 

自分の中をスッキリさせて、その上で感じる素直な疑問は、相手に伝えてみて答えを知ってください。

それが、自分が納得できるきっかけを作ります。

 

まとめ

人間関係で考えすぎると、どうしても苦しさを感じることが増えてしまいます。

そして、相手が変わってくれればという期待をして待っていても、何も変わらない・・・という状態が続くと、もっとストレスを感じることになります。

 

相手は変わりません。

だから、自分の中を変えることしか方法がないのです。

 

今回お伝えした方法は、実践できれば頭の中はスッキリします。

そして、人間関係で悩むことも減っていきます。

 

頭の中だけで考えて、いっぱいいっぱいになるのであれば、ゆっくりでもいいので、拙い言葉でもいいので、整理していってください。

 

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