思考を変えていくには、どうしても時間がかかります。
それは、今まで慣れ親しんだ思考が染み付いているからです。
それも、感情や体験によって強く紐づけられているので、変えようと思っても、過去の感情や体験に引っ張られることも出てきます。
だから、思考を変えることが難しく思えて、変わった気分にならなかったり、今までと同じパターンにハマってしまったりすることになります。
そこでもう一度思い出して欲しいのは、自分の思考は自分で決めてきたものであり、自分の意思で変えていけるということです。
確かに、これまでは支配者の用意した答えを自分の思考とし、それによって現実を作ってきたかもしれませんが、それを受け入れていたのは、過去の自分です。
過去の自分だということは、今の自分と関係ないところにいます。
今の自分が、これからの未来を創造するわけであって、過去の自分が創造するわけではないからです。
ここを理解するためには、時間軸の考え方を横ではなく、縦に考える必要があります。
未来から時間が流れてきているわけでもないし、過去から続いているわけではありません。
ただ、今がずっと続いているだけなのです。
大きなロールケーキがあったとして、そのロールケーキ自体が自分の人生であり、過去の自分は、その一部分に過ぎないイメージです。
過去を思い出すというのも、1つのロールケーキを切って、それを食べることと同じです。
未来は、そのロールケーキの味を作っていくようなイメージになります。
ノーマルが良ければ、クリームを入れて、果物を入れたければ果物を入れます。
それを選択しているのが、自分の「思考」であり、その思考において、自分の中にある選択肢が軽くなれば、軽いものになるというイメージです。
そこの考え方がわかるようになれば、今の自分と過去の自分は、全く別のものだということがわかるようになります。
だから、過去に受け入れていたことを、今受け入れる必要もなくなるのです。
そして、新しい思考を受け入れるためには、新しい思考を見つけることが必要になります。
そのために必要なのは、疑問を持つことです。
「なぜ、そう考えているのか?」ということを、考えることになります。
例えば、「人に任せたい」という思考があったとします。
でも、人に任せるのは、罪悪感を感じる。
と思っていたとします。
ここの矛盾点を考えていくんです。
「任せたいけど、任せることに罪悪感がある」
罪悪感というのは、感情です。
重い感情なので、任せたいという思考が出てきた瞬間に重くなります。
ここで考えるポイントは、任せたいと思う理由です。
どういう理由で任せたいと思っているのか。
例えば、自分がやったら疲れる、もしくは、できるけど楽しくないことであれば、そもそも「任せたい」と思う状況を作るのか?ということです。
任せたいと思う前に、手伝って欲しいというオーダーを出しているはずなのです。
そのオーダーに反応してくれた人が、手伝ってくれる現実を作り出します。
もしくは、そもそもやりたくないことなのであれば、無理にやる必要もないのです。
ということは、なぜやりたくないことを、無理にやる必要があるのかを考えることになります。
そこに、自分の思考パターンが隠されていたりするのです。
よくあるのは、「任せられるような人になりたい」と思ったから、そのためにはどうすればできるようになるのかを考えることだと思います。
でもそれは、できていない今の自分というものの前提による思考エネルギーになります。
今の自分が「できていない」という思考を持っていることに気がつく必要があるんです。
これを持っていれば、どの思考にも影響が出てきます。
だから、「任せられるような人になりたい」という方向性を持っている限り、今の自分はできない自分だという思考を流し続けることになるので、いつまでもできない自分を作り出すことになるのです。
思考を変えるというのは、根本的なところを変えないと変わりません。
「任せられるような人になりたい」というのであれば、「任せられるような人になりたい」というもの自体が、テンプレートだということに気がつく必要があるんです。
答えが提示されたものに自分を当てはめて、そこから思考を変えようと思っても変わりません。
それは、自分の本音の部分ではないからです。
本音を見つけるためには、疑問を持つ必要があります。
きっかけは、なぜみんなが同じことに悩んでいるのか?なぜみんな同じことを解決したがるのか?
というところです。
みんなが同じことに悩むのはおかしいのです。
テーマが同じでも、方向性まで同じで、解決したいことも同じというのは、全くもってあり得ないことになります。
ということは、そこに思考操作があるということです。
思考操作された思考なのか、自分の思考なのか。
思考操作された思考が当たり前だと、普通すぎて見つけるのが難しいのです。
だから、思考を変えるのは難しいと思い込んでいます。
わかればそんなに難しいことではありません。
たくさんある思考操作の中から抜け出せば、これもあれもそれもそうなんだ・・・と思えるのです。
そこがわかるようになれば、思考が自由になります。
思考が自由で、答えも自分で決めることができる。
そしてそれが、自分の現実を作っていくものになる。
そこまで体験できるから、思考を変えていけると思えるようになります。
そして、それを自分の思考に馴染ませていくから、それが自分の普通になり、軽く生きることが当たり前になっていくのです。
そうなれば、自然と丸い社会には繋がっていきます。
軽い社会があるから、自分が軽くなるのではなく、自分の思考が軽いから、軽い社会を体験できるのです。
そこを間違えないで、思考が軽くなれる視点を見つけてみてくださいね。
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