アナタの悦び(よろこび)はなんですか?
楽しさではありません。
自分が悦んでいる状態とは、どういう状態なのか。
この質問を、会った方にしていると、すごく面白いことが起こります。
楽しいことはなんですか?
と聞くと、なんとなく浮かぶことや、やっていること、頭の中で理解していることを挙げますし、「楽しい」と言われている定義を話をしたりします。
この定義自体が、自分で決めたものではなかったら、楽しいことは?というもの自体にとても小さな違和感を感じることになるので、実際にやってみるとそんなに楽しさを感じなかったり、すぐに飽きてしまってやめてしまうこともあります。
さらに、楽しいと思っていることなのに行動できない状態になって、「あれ、なんでだろう・・・」ということにもなるんです。
だから、楽しさを探すのではなく、自分にとっての悦び。
自分の中から湧き出てくる悦んでいる状態とはどういう状態なのか?
ということを探していく必要があります。
これは、マインドで探すことができません。
いくら考えても、マインドだけではしっくりこないのです。
一言で表せなかったり、定義しきれなかったりしていきます。
自分の心から湧いてくる悦びを感じている時間は、楽しくもあり、幸せでもあり、満足感でもあります。
それらすべてを手にしている自分の状態。
その状態をはっきりにと認識し、定義することができれば、何をしていても、どんな行動をしていても、楽しくて当たり前だから、行動しない理由がなくなります。
それが分かったら、何をしているのかが重要ではなくなり、自分の悦びの状態さえ作ることができれば、どんなことも楽しくなっていきます。
だから、自分の悦びをはっきりと、自分の言葉と感覚で定義をしていく必要があるのです。
では、どうすれば自分の悦びを見つけ出すことができるのかというと、自分が何気なく当たり前に行動している状態の中で、最も自分の世界に入れる時を見つけてみてください。
例えば、ご飯を食べるという事例の場合、ご飯を作るところから食べるところまで一連の流れがあると思います。
メニューを決めて、それを仕入れて、料理をし、実際に食べる。
この流れをさらに細かく分けていきます。
メニューを決めるときも、ネットで調べるのか、スーパーの食材を見て決めるのか。
テレビで見たものを食べるのか、何も考えないのか。
自分のこの時の行動を意識的に感じてみてください。
すると、自分の選んでいるものが何か?ということがわかるようになります。
その後、実際に料理を作るのか、できたものを買っているのか。
食べるときは食べることだけに集中しているのか、何かをしながら食べているのか。
それらを意識していきます。
その中で例えば、料理を作っている時が1番夢中になっていると思えたとしたら、自分にとっての悦びは「何かを作っている状態」のときの可能性があります。
すると次は、料理以外に何かを作っているときが楽しいのか?ということを考えてみます。
自分の日常で、料理以外に何かを作っている時間がそもそもあるのか。
あったとしたら、夢中になれているのか。
それらを考えていきます。
もし、同じように「夢中になっている」と思えるのであれば、それが自分の悦びだということを確信できますし、違えば、本当に自分が夢中になっているのは料理なのか?と考え直す必要があるのです。
このギャップが生まれる理由は、料理を作るということが夢中だと思っていても、もし必要でなければやらないという選択肢を選んでいる可能性があるからです。
これは、人によって違いますが、料理を作って、それが美味しいと言ってくれたというリアクションを欲しいから、夢中になっている可能性があったりするのです。
リアクションのための夢中は、悦びの状態ではありません。
マインドの作り出した楽しさでしかないので、美味しいと言ってくれなかったら気分が悪くなります。
そして、疲れます。
本当に作ることが悦びなのであれば、食べる人のリアクションはどうでもいいですし、興味すらありません。
作ること以外も同じですが、誰かのリアクションが欲しいものの上にある楽しさは、楽しいと本当は思っていないことに気がついてみてください。
その上で、もう一度、ご飯を食べるという流れの中から、自分が1番最高に自分だけの世界に入れるときを探していきます。
見つかったら、それを別の事例に当てはめていくと、共通点を見つけていくことができるのです。
この共通点を見つけるためには、3つほど事例を考えてみると見つかります。
例えば、
・ご飯を食べる流れ
・趣味をしている流れ
・仕事や家事をしている時の流れ
など、アナタが日常で体験している流れから見つけていきます。
僕であれば、「何かを作っている状態」が悦びなので、ブログを書いている時も悦びですし、ゲームでステージをクリアしていくことも悦びになります。
ものすごく難しい問題を解くことも悦びです。
地図を見て行き先を見つけて、そこに向かって進んでいくことも悦びになります。
でも、終わったら全く興味を持ちません。
達成した状態はどうでもいいんですよ。笑
達成したら、もう次の作り出すことを考えています。
それが分かっていれば、作り上げるポジションにいれば、何をやることも楽しいと思えるので、自分にとっての居心地の良さをいつも実現できるようになっていくのです。
だから僕は、例えば旅行で車の運転をする場合、運転席にいることが1番ご機嫌なのです。
自分でハンドルを握って冒険していくことを「作り出していく」ことができるからです。
ここでお伝えしている波動や思考も同じです。
実験し、研究し、このブログに書いていることの一連の流れが、作り出している状態。
コンサルやプログラムも、自分と相手の中から生み出されるものがどういうものになっていくのか?ということを作り出していけるので、そういうスタイルでやっています。
波動や思考の流れを読むのって、作り方を考えることになるんです。
だからビジネスで最も多くやっていることは、仕組みを作ることや、0から何かを生み出すことがほとんどで、それができたら興味をなくして次に進みます。
新しいものを作っていくんです。
楽器であれば、それができるようになるまで練習し、自分がいいと思えるまで作り上げます。
でも、引けるようになったら、それ以上の興味を持つことはありません。
プラモデルも、作っている間や、パーツを集めている間は楽しいですが、完成形ができたら終わりです。
飾っていても、ほとんど視界に入ることがありません。笑
これらすべて、自分の悦びとはどういう状態?
というものに対しての定義をはっきりさせるとわかるようになっていくのです。
分かっているから、はっきりと線引きができるのです。
これができると、世の中の物差しが要らなくなります。
この定義が「これだ!」というものが見つかったら、自分の最も最高な状態を知ることができますし、「それでいいんだ」「だから、これが好きなんだ」ということがわかるようになっていくのです。
それが分かった状態になれば、行動しようとか思わなくてもやっていますし、できるようになります。
息を吸うのと同じように、やっていて当たり前になっていくので、物事がスムーズになっていくのです。
ぜひ、アナタの「悦び」を自分の言葉で簡単に定義ができるようにしてみてください。
ポイントは、定義は「状態」であることです。
「これだ!」という状態が見つかった時は、なんとも言えない納得感を感じることができます。
アナタの言動や行動を客観的に見ていれば、できるようになりますし、これがエネルギーを読むということでもあります。
読むコツを養ってみてくださいね。
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