自己否定というのは、「比べること」「比較すること」によって生まれる感情です。
自分と周りを比べることで生み出されます。
これは、自分のできないところにフォーカスを当てて、「周りよりできない」という思考だけではなく、周りと自分を比べて「できること」という思考も、自己否定を生み出す原因の思考エネルギーなのです。
できないことから自己否定を連想することは、よくある話だと思いますが、自分のできること、そのできるという基準を、周りと比べてできると思っているのであれば、その思考エネルギーが自己否定につながっていることに気がついてみてください。
自己否定がやめられない原因とやめる方法。

思考エネルギーというのは、相反するものが見えるようになっています。
例えば、「できる」という思考を持っていれば、それと同時に「できない」というイメージもできてしまうのです。
できることを100%信じ切っていれば、そもそも「できる」と思うことがありません。
できるということを言い聞かせることで、ブラシーボ効果によってできるようになるということはありますが、それをできることにまで言い続けていると、「できるよね?」という不安による執着のエネルギーに変わり、「できない」という現実を引き寄せてしまうのです。
その結果、「あれ、できなくなった・・・」という思考になり、できない現実を体験することになります。
他には、自分はできると思っていたけど、自分よりも上手な人を知ると「できない」という思考になり、その結果できない現実を引き寄せることになることもあるのです。
ここで考えるポイントは、何を基準にして「できない」と思っているのかということです。
そして、この基準を自分の中に持っていれば、自分自身を否定するようなことにはならないんです。
自分の中に基準を持つとは?
自分の中に基準を持つというのは、今の自分からの視点を持つということです。
例えば、作曲がしたいと思うなら、今の自分から「できること」を探します。
情報を集めたり、作曲している人に会いに行ったり、好きな曲を聞いてみたりして、インプットを始めるのです。
この行動自体を、「作曲がしてみたい!」と思った自分を基準に考えると、情報を集めることが「できている」になりますし、作曲している人に会うことが「できている」になります。
好きな曲を聞くことが「できている」ということにもなるんです。
全部、「やってみたい」という自分を基準にすることで、「できる現実」を体験できていますよね。
これが、自分の中を基準に物事を考え、「今できること」を実行し、満足できるところまでやってみるということです。
周りを基準にした行動とは?
では反対に、周りを基準にした行動は、同じように「作曲がしたい!」と思ったとして、次に浮かぶのは周りになります。
だから、「今からだともう遅いからできない」とか、「自分には才能がないからできない」とか、できない理由ばかりが浮かびます。
だから行動することができませんし、やる気も起きません。
最初は、自分の心からやってみたいだったのに、現実化しないのは、そういう思考エネルギーを流しているからです。
これは、できている人と、今からやろうとする自分を「比較している」から生み出される思考エネルギーです。
そのエネルギー自体が重いエネルギーなので、「できていない自分」に対して腹が立ったり、イライラしたり、動けない自分を否定したりするのです。
重いエネルギーに共振することになるので、そうなって当たり前です。
だから、自己否定自体をやめようと思っても、比較という思考エネルギー自体を昇華しない限り、根元を変えることができないので、自己否定はやめられません。
頭で考えても変えられない理由は、エネルギー自体が重いままだから、変えることができないんです。
比較の思考エネルギー自体を手放す方法。

比較という思考エネルギーを手放していくためには、比較という価値観に対しての自分の波動エネルギーを知る必要があります。
・比較をしている時の自分の波動エネルギーはどういうものなのか。
・どういう流れと動きをしているのか。
そこをはっきりさせない限り、どのエネルギーを昇華していいのかもわからないのです。
もし、見当違いのエネルギーを昇華したとしても、根元のエネルギーが残っていれば同じ現実を体験することになります。
逆に、自分が比較のエネルギーに共振する時のエネルギーさえわかれば、そこにあるエネルギーを手放して、一切自己否定をする機会がなくなる状態になれるのです。
自己否定自体をどうにかするのではなく、そもそもそういう状態にならないことが、本当に手放せている状態だということを知っておいてください。
比較の波動エネルギーを知る方法。
- まず、自分のハートの感覚に意識を当てて、そこにフォーカスしてください。
- 比較している過去の自分を思い出します。
- その自分のエネルギーをハートの感覚で感じます。
- その感じたエネルギーを、宇宙空間に向かって放出します。
- ハートの感覚がスッキリするまでやり続けてみてください。
- スッキリしたら、そこで終了です。
- もし、まだ残っている気がしたら、残っているエネルギーが自分の中で感じた時に、上記と同じように宇宙空間に向かってそのエネルギーを放出して、手放していきます。
波動エネルギーを感覚で掴めていければ、1〜7でやることを瞬間的にできるようになりますので、「あ、今比較したな」と思ったときにできるようになります。
感じた瞬間に昇華できるようになると、それが自分の中で残りません。
残らないというのは、影響がないということです。
重いエネルギーをそのままにしておくと、どうしてもそのエネルギーが自分の現実を作る時のきっかけになることがあります。
だから、自分が「あ、重いエネルギーに共振したな」と思ったら、そのタイミングで昇華していくことをオススメします。
それができれば、時間が経って、わざわざ時間を作って自分と向き合う必要もありませんから。
自己否定は、そうなるように仕向けられていること。

自分のことを否定しても、幸せになることはありません。
楽しくご機嫌になることもないんです。
それなのに、なぜそういった価値観があるのかというと、ピラミッド社会においては「重くなってくれる方がいい」からなのです。
つまり、幸せになるための社会システムではないということなんです。
その中にいれば、ピラミッドに都合がいい価値観を教育で学ぶことになります。
自己否定は、生まれる時から持っているものではなく、後から学んだものです。
比較や競争という、ピラミッドだからそういう状態になります。
むしろ、そういう状態だからこそ起こる、生まれる思考だということを知っておいてください。
それがわかれば、そこから抜け出すことができるのです。
自己否定が当たり前、自己肯定感がないことが当たり前ということ自体が、異常だということを知ることができれば、そうではない自分を選ぶこともできます。
肯定も否定もなく、ただ自分の「やりたい」ことを「できた」という体験を楽しむことが、軽い世界の感覚ですよ。
まとめ

軽く楽しく生きたいと思うのであれば、ムーの世界のような物質次元や人間という体験を楽しみたいと思うのであれば、比較すること自体をやめられるように、波動エネルギーや思考エネルギーを変えてみてください。
波動や思考の「軽い感覚」が理解できれば、その軽い感覚から生まれる自分への言葉がけが、自然とわかるようになります。
重い世界の価値観や感覚で、軽い世界の言葉がけを見つけることはできません。
軽い世界は、共振して初めて理解できるものだからです。
そしてそこにもまた、この言葉が軽い言葉だという基準はありません。
自分が軽くいられる言葉が、アナタの軽い世界の言葉なんです。























