感情をコントロールすることはできません。それは、感じていることを感じないようにしようと思っても、自分の中から出てくる感情を押さえつけても、どちらも「我慢」になります。
我慢をするということは、コントロールではありません。
我慢は貯めることになります。貯めると溢れ出てきたときにどうしようもなくなるのです。
感情をコントロールすることはできない理由。
そもそも、
感情をコントロールすることが素晴らしいのはなぜでしょうか?
人が持っている当たり前の感情があるからこそ、
物質次元を楽しむことが出来ます。
もし、感情が全くなければ、
無味乾燥な世界を体験することになります。
感情を出さないということは、
全ての感情を消すということにもなるので、
楽しい・嬉しいといった感情も感じられなくなっていきます。
エネルギーは判断しません。
マインドの都合がいいように動くことはないのです。
感じない方にエネルギーを動かせば、全てを感じなくなります。
だから、自分の本音であるハートの感覚がわからなくて、
いつまでも自分が楽しくご機嫌に暮らせるイメージも湧いてこないのです。
感情に、いい感情も悪い感情もありません。
たくさんある感情を、たった2つに分けることがそもそもできないのです。
そもそもコントロールは重い波動エネルギーですよ?
そして、
コントロールというのは、支配のエネルギーになります。
そのエネルギーを自分に出しているということになるので、自分の波動エネルギーが重くなります。
重くなるということは、波動領域も重いものになるので、体験する現実は重くなります。
また、自分がコントロールしているのに、周りにコントロールできていない人を見るとイライラすると思いますが、
それも、自分が楽しく感情を扱えていないから出てくるものです。
波動が軽くなってくると、
全ての感情を楽しめるようになっていきます。
それは、感情から、自分が本当に感じたいものがわかるからです。
楽しいと感じているときは、楽しいことをしているんだと思えますし、
楽しくないと思ったら、やめることが出来ます。
自分に合っていることも、
合っていないこともわかります。
自分が満足できることも、
満足に感じないこともわかるのです。
それらがわかるから、生きることが楽しくなります。
そしてこれは、感情をコントロールして得られる体験ではありません。
感情はコントロールするのではなく、楽しむためのツール。
では、どうやって、感情を扱えばいいのか?
ということですが、自分の感じた感情に素直になってみてください。
そして、そのエネルギーを相手にぶつけることをやめてみてください。
例えば、怒りを感じたら、
「今、怒りを感じている」
と、いうことを俯瞰視してみるのです。
すると、怒りを感じている自分がわかるようになります。
俯瞰視できれば、何に怒りを感じているのかがわかるようになるのです。
何に怒りを感じているのかがわかれば、
怒りのエネルギーを相手にぶつけることがなくなるので、
重いエネルギーが大きくなることはありません。
大きくならないから、自分の中で昇華できるようになります。
昇華することは、我慢することとは違います。
我慢は、溜め込むものです。
昇華は、なくなることです。
自分の重いエネルギー出す先を、人ではなくエネルギー空間に変えてみることで、
いくらでも重いエネルギーを循環させて、軽いエネルギーに変えることが出来ます。
軽いエネルギーに変えれば、
自分の中に溜め込む必要は全くなくなるので、
感情をコントロールしようとも思わなくなっていくのです。
そして、
自分の中が軽い波動に満たされたら、
怒りを感じることは減っていきます。
だから、いつも穏やかにいきていくことができるのです。
まとめ
感情をコントロールできません。
コントロールできることが素晴らしいわけでもありません。
そして、コントロールは支配のエネルギーを出していることに気がついてください。
自分に対して、支配のエネルギーを出しているということは、
自分の周りに対しても同じエネルギーを出しているタイミングがあります。
いつもそのエネルギーでいるわけではありませんし、
出していることを後悔しても、心配しても仕方がありません。
出していることがわかれば、
そのエネルギーを軽いものに変えていけばいいのです。
軽い波動がどんな感じなのか?を知れば、
重い波動を出していることがわかった段階で、すぐに切り替えることが出来ます。
だから、そこから先の現実は軽くなり、
自分から出てくる感情を楽しむことができるのです。
物質次元は楽しいものです。
楽しい遊園地のような場所なのです。
だから、そこにある感情も楽しむことができれば、
感情というものに振り回されることなく、自分のご機嫌な感情を体験することが出来ますよ。


















