この記事では自分を信じることができるようになる方法について解説していこうと思います。
自分のことを信じ切るために必要なのは、
自分で自分の判断とそこから生まれる現実を受け入れるかどうか
にあります。
その意味と理由を解説していきます。
自分を信じるとはどんな状態?自分を信じきることができるようになる方法。
自分のことを信じるというのは、誰しもが元々持っている感覚です。
それは、赤ちゃんや小さい子どもをみていればわかると思います。
その時はそもそも、自分のことを信じるという発想を持っていないのです。
ここが大事なポイントになります。
自分を信じ切っている人は、「自分のことを信じる」という発想を持つことはありません。
ということは、そこに意識がなくなれば、自分のことを空気を吸うことと同じように感じることができるようになるのです。
「自分を信じることができない」と思う原因。
では、実際にどうやって、自分のことを信じるという発想自体をなくしていけるのかというと、まずは、自分のことを信じる意味や状態をはっきりさせることです。
それこそ、「なぜ、自分のことを信じきりたいのか?」ということに対して、アナタなりの視点を持って考える必要があります。
自分のことを信じるというのが、ほとんどの場合、それ自体が欲しいわけではありません。
例えば、「決め切ることができない」や「迷う」といった状態になった時、自分のことを信じるという表現をするかと思いますが
(これも人によると思いますので、アナタの場合を想定してみてください)、
優柔不断な自分、決めきれない自分に対して、自分に対して自信がないという解釈をしているということになります。
これは、一見すると自分を信じていないから、自分のこれだと思うものを選べないというふうに捉えることもできます。
でも、それはただ単に、いろんな理由があって決めることができていないだけです。
「自分のことを信じている=すぐになんでも決断できる」というわけではありません。
すぐに決断できる時もあれば、ゆっくり考えたい時もあります。
人によっては、即決できる人もいれば、熟考したい人もいるのです。
その基準を、アナタ以外の誰かに当てはめる必要はありませんし、何より、「成功者」と言われている人を基準にして、その人と比べても仕方がないのです。
自分を信じることとセルフイメージの関係。
得意なことに対しては、すぐに決めることができるかもしれませんが、
それをその他全てに言えるかと言われたら、実際のところはわからないんです。
1つの側面だけをみて、それがその人の全てのように感じるのは、アナタがアナタのことを1つの側面でしか見ていない証拠になります。
それでは、ちょっと自分の見ている側面から、自分自身が外れるだけで、「ダメだ」と言わなくても、その思考エネルギーが流れて、セルフイメージが下がります。
セルフイメージが下がった結果、その状態を世の中で言われている状態と照らし合わせて、自分のことを「自分は自信がない」と思っているに過ぎません。
自分に対しての自信ではなく、ただ周りのことに意識が向いているから、自信がないように感じるだけなのです。
他には、「これだ」と思ってやってみた結果、自分の思い通りにいかなかった場合、「自分を信じることができない」と感じる場合もあると思います。
これもただ単に、自分のマインドで決めた目標を、すぐに達成することができなかったという判断をしているだけで、それはもしかしたら、目標のための過程に過ぎない可能性もあります。
「自分のことを信じている=なんでもすぐに自分の望むものを最速でゲットする」わけでもないのです。
極端な話、信じていても、信じていなくても、必要であればその時にゲットできます。
もちろん、行動するタイミングや、やると決めるタイミングによっても変わります。
すぐに手に入れることができるものもあれば、時間のかかるものもあるのです。
それがイコール、アナタが自分に対する自信と同じではないということになります。
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自分の幸せに気づくために必要なことは、比べるという思考を手放すことから始まる。
自分を信じるとは、どんな状態?
では、自分に対する自信というのは、どういう意味であり、どう考えればいいのかということですが、
シンプルに
「自分がここにいる」
というだけでいいんです。
自信という概念すら必要ではありません。
何かができるから、自信がつくわけでもないのです。
今ここにいること自体が、自分だということを捉えて、感じること、思うことに正直でいれば、自然と自分に対して尊重のエネルギーを感じることができます。
感じること、思うことに対して、「そうなんだ」と思えることが尊重です。
冷静にかつ、意識を宇宙全体に広げてもらったらわかると思いますが、宇宙中探しても、今の自分はたった一人です。
他はいません。
自分が自分であることに対して、それ以外の何者でもないんです。
他の誰かが、アナタの視点や現実、感じること体験することを、一緒に体験することはできません。
テレビゲームを一緒に見ることはできますが、コントローラーは1つです。
コントローラーが変われば、体験することも変わります。
ということは、毎日起こる日常というのは、それがアナタにしかできない体験だということなのです。
そこ忘れてしまっているから、自信がなくなるということになります。
そもそも、ないものをなくしても、そんなに問題はないのに、そこばかりに意識が向いて重くなり、セルフイメージを自分で下げているだけです。
だから、日常が重くて現実が楽しくないものになります。
逆に言えば、自信を取り戻すのではなく、
アナタが自分がたった一人の存在なんだと理解できれば、自分を信じる以外に道がないことがわかりますので、自信がないなんて考える必要もないのです。
考える必要もないところに、自分のエネルギーを合わせることができれば、呼吸と同じようにできて当たり前の毎日を体験することができます。
自分を信じることができると、見える現実が変わる。
自分を信じ切れるようになれば、自分との会話が圧倒的に楽になります。
自分のマインドもハートも、自分の感じることも全部「自分の思い通りでいい」と思えるからです。
この状況を作れるようになれば、波動エネルギーは自然と軽くなっていくので、体験する現実も軽くなっていきます。
軽い波動に共振していれば、自分の目の前に広がる世界は楽しいものになりますし、楽になれるのです。
どんな方法ややり方を学んだとしても、自分で自分のことを信じ切れない限り、どんな方法も無意味と化します。
残念ながら、自分のことを信じ切れないと、いつまでも自分の軽い世界を作ることはできないのです。
僕も人に相談すると迷うし重くなります。
相談するって、案外誰でも「重くなる」と思います。
自分が決めたことに確証が欲しいとか、お墨付きが欲しいとか、そういうことを求めている間は、自分のことを信じ切れていません。
例えば、認定書などもそうです。
認定書を持っているからと言って、その人の能力が証明させるわけではありませんし、学びの深さや仕事になるわけでもありません。
紙一枚に、自分のアイデンティティを持っていても、その自分でいるから自分を信じられるのは、本当に自分のことを信じているわけではないんです。
自分の興味を深くしていけば自然と学びは深まります。
その結果、その道の専門家になれるわけであって、ポジションや権威、権力が専門家を作るわけではないんですよ。
そういう「外のアクセサリー」が欲しい時って、自分の中にエネルギーがなくて、エネルギーバンパイアだったりするので、そこから抜け出さない限り、自分の軽い波動エネルギーで生きることは難しくなります。
自分で決められるだけの根拠を手に入れる方法。
自分で決めることができれば、自分を信じ切ることができます。
そのために必要なのは、まず、自分で決めることができるだけの情報を手に入れることになるんです。
例えば、パン屋さんを開きたいのであれば、
- パンを作るための情報
- パン屋さんを運営するための情報
- パン屋さんを作るための情報
- 人を雇うための情報
- 求められるパンはどれか?という情報
などが挙げられます。
これらに必要な情報を仕入れていくんです。
情報を手に入れる方法。
必要な情報を手に入れる方法は、インターネットで調べることも1つの方法ですし、周りの人やすでにやっている人に聞くことも1つの方法です。
さらに、パンを作ったのであれば、それを食べた人の感想を聞くのも1つでしょう。
これらにおいて大事なのは、初めから相談しないことです。
単純に「感想を聞くだけ」でいいと思います。
しかもその感想は、「あくまで1つの意見に過ぎない」ということです。
1つの意見を全て聞き入れてしまうと、自分がなんのためにしているのか分からなくなります。
人には十人十色で意見があって当たり前です。
その意見ばかりを聞いても、楽しくパンは作れません。
自分が研究していくために必要な情報だけを仕入れることを意識していれば、相談が必要ないということもわかります。
パンの味を聞くのではなく、「どうすれば自分の作りたいパンを作ることができるのか」ということを聞けばいいと思います。
この違いがわかると、自分のやりたいことを進めていく上で、ずっと楽にできるようになりますよ。
相談って、本当に楽しい学びだったら相談ではなくなる。
どんなことでも、自分が本当に学びたいことだったら、自分でやれることは全部学んでいくことができます。
だから、無闇に相談する必要がないので、迷うこともないのです。
迷うことが減ってくると、自分で考えた答えから、次の現実を作るための決断をすることができます。
「わからないことがあれば聞く」というのは、もちろん大事なことですし、自分で必死に考えたのにわからないものは、それを知っている人に聞けばいいと思います。
でも、自分で考えて、自分で「これかな?」と思う選択肢をやってみた方が、いろんなことが学べるもの事実としてあります。
そして、その経験をたくさんしていればしているほど、自分のことを信じ切れるようになっていくのです。
信じ切れるから、どこをどういう相談をしていけばいいかわかるようになります。
だから、的確な相談と、的確な答えを得ることができるのです。
自分で考えて、自分で決めて、自分で実行すれば、自分を信じることは当たり前になります。
すごく普通のことですし、当たり前のことだと思うのですが、自分で考えて、自分で決めて、それを実行すれば、自分を信じた結果である現実を体験することができます。
誰のせいにもできないので、どんな現実であっても、それを受け入れるしかないのです。
嫌だったら自分で変えればいいと思えます。
そこまで出てきて初めて、自分で現実を作っていることを実感できます。
世の中のせいにしたり、社会のせいにしても、その中で遊んでいるのは自分です。
逆に言えば、自分の現実をいくらでも変えられるというパワーが自分にはあるということになります。
それが、いろんな方法で忘れてしまっているだけなのです。
自分で考えることを忘れて、自分で決めることができず、誰かの作った現実を体験して、不平不満を言っていく。
これが楽しいんだったら、そのままでいいと思いますが、嫌なんだったから変えるしかないでしょう。
それなのに、白馬に乗った王子様みたいに、誰かに助けを求めているのであれば、その今までと同じ重い世界を受け入れればいいと思います。
「今までと一緒は嫌だけど、誰か助けて!」というのは無理です。
助けてもらえる幻想を抱いて、ずっと重い世界にいるか、自分の足で歩くと決めて、自分で進めるかの2つしかありません。
そのどちらの体験であっても、1つのいい体験ですが、せっかくだったら、自分の足で旅をすればいいんじゃないかなと思います。
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心の声を無視せずに、心の声がわかるようになるシンプルな2つの方法。
まとめ
自分を信じ切ることができれば、人生はそう難しくなくなります。
それを周りのせいにしてやらないこともまた1つの人生です。
自分で決めることを恐れて、周りのせいにして生きていて、
都合のいいところだけを波動や思考を使って実現できていると捉えても、
心から楽しいと思える人生にはならないんです。
全部、「自分」という一人の人間から出ているエネルギーですよ。
✔︎ 音声でもお話ししています。
「自分の本当にやりたいこと」を見つける方法。「やりたいことは、もうやっている」の意味を解説。