目標は必要なの?なくてもいいの?実は、目標よりも方向性が大事なんです!
2018年1月21日の朝日新聞、天声人語に 冒険家三浦雄一郎さんが取り上げられていました。 テーマは、 「目標を見失ったことのある冒険家の言葉に勇気づけられる」です。 三浦さんは、7大陸の最高峰をスキーで滑降するという夢を達成しました。 その後、これで定年だと考え、冒険に区切りをつけました。 しかし、生活の不摂生により、血圧や血糖値に危険信号が現れます。 趣味をしても、講演で話しをしても面白くない、悶々とした気持ちもありました。 自分の体力は落ちるばかりで、このままではダメになる・・・そう気づいて、冒険を再開し、 70歳、75歳、80歳、でエベレスト登頂を成し遂げました。 まとめるとこんな感じ。 7大陸最高峰スキー滑降という「目標を達成」 ↓ 定年だと決め、「目標がない状態」を過ごす ↓ 健康を害し、体力が落ちる ↓ 再度、登山への「目標を掲げ」行動する。 三浦さんのワクワクは冒険することだったんです。 それを7大陸最高峰スキー滑降という目標を達成したことで、自分の中で終わらせてしまいました。 おそらく、社会通念である「定年」に流されてしまったのでしょうね。 だから、日常にワクワクがなくなってしまいバランスを崩して健康を害してしまったんです。 でも、ここがポイント! 「このままではダメになる」ことに気づき、再びワクワクを生きることにしたんです。 その結果、エベレスト登頂を成し遂げることができました。 自分で気づき、軌道修正できたんですね!素晴らしいです! さて、この記事では、 三浦さんのことば 「目標を持つ人生は楽しい」 とありました。 でも「目標」って何なのでしょうか。 実は、 目標が必要か、必要でないか、は賛否両論あります。 「目標」とは、 もともとやりたくないことに対してモチベーションを上げるためにある、 という意見もあります。 一方、目標がないと、 どこへ行って良いかわからなくなる、とも言われます。 よく、ナビゲーションシステムに例えられます。 目的地を入力しないとどこへもたどり着かないでしょ、って。 私は、 目標が必要かそうでないか、は人によると思います。 常にやりたいことがあって、自分に自信がある人は、目標なんてなくてもやりたいことに向かって突っ走ることができます。 ホリエモンのような人です(笑)実際ホリエモンは目標いらない派です。 彼は、今、宇宙に行きたいから宇宙開発をしているのです。将来宇宙に行きたいから、準備のために今○○をしている、というわけはありません。 目標を立てることによって、「目標」という枠にとらわれてしまい、達成できなかった時に大きなダメージを受けてしまう人もいます。 例えば、大学受験で志望校に落ちてしまった場合、自分は何をやってもダメな人間だと決めつけてしまうパターンです。 目標以外の選択肢が目に入らなくなるということもあります。 目標を立てないと動けない、という人もいます。 ○○合格!とか 売り上げ○○円!とか 具体的な目標があるとイメージが描きやすかったり、具体的な計画が立てやすかったりしますね。 でも、私がオススメしたいのは 目標ではなく、 「方向性」です。 ワクワク人生には、方向性が大事です。 方向性とは、あなたの存在意義。 生まれたきた意味といってもいいかもしれません。 例えば、三浦雄一郎さんの場合、 方向性は、「冒険することで人々に勇気を与える」です。(私の想像) そして、 「冒険することで人々に勇気を与える」 ために必要なことが目標になります。 三浦さんの目標は 7大陸制覇でした。 しかし、それを達成した時点で、方向性も見失ってしまいました。 だから、健康を害してしまったのです。 これは、ワクワク人生からズレてるよ!という神様からのサインです。 そこで、再び 「冒険することで人々に勇気を与える」 方向に向かい始めました。 そして、ワクワク人生を再開できたのです。 大切なのは、 目標よりも、方向性です。 あなたは、どんな人生を生きたいのか、どんな人になりたいのか。 目標を立てたとしたら、何のために目標を達成したいのか、目標を達成して得たいものは何か、 それを考えると光が見えます! ちなみに、三浦雄一郎さんは、 86歳で挑戦したアコンカグアという南米最高峰の登頂をドクターストップを理由に中止しました。 結果的に、アコンカグア登頂という目標は達成できませんでした。 でも、彼の心は満足していると思います。方向性に向かっているワクワクを実感できているからです。 まずは方向性!! を意識してみてくださいね。 ... Read More | Share it now!