生き方がラクになる考え方「NLPの基本前提」③
2018年8月21日生き方がラクになる考え方
NLPの基本前提の続きです。
関連記事:
失敗はない
There is no such thing as failure, only feedback.
失敗はない、フィードバックがあるだけ。
フィードバックは、
「学び」
「評価」
「感想」
のことです。
基本前提6、にも共通するのですが、
私たちはいつも、ベストな選択をしているので、
失敗した~
と思ったとしても、
それには意味があって、
そこから何かを学びなさい、という
神様が与えてくれた機会。
神様が、
あなたを貶めよう、
不幸にしよう、
と思ってそうさせたのではありません。
だって、あなたはエクセレントなライフを送るために生まれてきているのですから。
全ては幸せになるための通過点。
この、
失敗したぁぁ~ 最悪ぅぅぅ
な経験は
何を教えてくれようとしているのか、
どんな意味があるのか、
それを受け取るのです。
コミュニケーションの意味
He meaning of your communication is the response that you get.
あなたのコミュニケーションの意味は、相手の反応でわかる。
例えば、
ある会社に、仕事はできないけど、いつもニコニコ笑顔のAさんがいます。
毎日笑顔であいさつし、電話の声も明るくて元気。
でも、集計の数字を間違えたり、メールで誤字が多かったり、、、
仕事ができるひと、とは言えません。
仕事はできないから、ふつうだったら評価は低いでしょう。
でも、Aさんがひとりニコニコしているってだけで会社の雰囲気は
とても明るくなって、穏やかなのです。
しかし、Aさんは仕事ができないことを悩んでいます。
そしてついに、会社を辞める、と上司に言います。
すると、上司から、
仕事の内容を変えてみよう。
辞めないでほしい。
Aさんがいるだけで会社の雰囲気がいいんだ。皆もそう言っている。
と言われました。
そこで、Aさんは初めて自分のコミュニケーションの意味に気づいたのです。
笑顔で元気なAさんのコミュニケーションに対する反応は、
やはり笑顔で元気になる、ということでした。
無意識に、自分は「自分のスタイル」のコミュニケーションをしています。
人間関係で問題があるとき、
「相手の非」 ばかりに目が向いてしまいますが、
自分自身はどうでしょう。
自分のコミュニケーションを振り返り、見直してみると
コロっっと状況が変わってしまうのです。
なぜなら相手の反応は自分の鏡だから。
地図(マップ)
People respond to their map of reality, not to reality itself.
The map is not the territory.
人は、自分の地図で現実に反応しているのである。
現実そのものに反応しているのではない。
地図は実際の地形ではない。
「地図」
というのは自分の頭の中に描いている世界のことです。
人は、それぞれ違った世界を頭の中に描いています。
なぜなら、育った環境、個性、興味関心など人それぞれ違うからです。
だから、同じものを見たり聞いたり触れたりしても、
感じることは全く異なるのです。
「現実そのもの」
というのは、その
「見たり」「聞いたり」「触れたり」していることを指していて、
反応というのは、「感じること」、を指しています。
そして、頭の中に描いている世界、というのは現実ではありません。
あくまで頭の中で描いている世界、というだけです。
現実は目の前にあるもの、聞こえるもの、触れられるもの。
現実は出来事と言い換えることもできます。
例えば、
「転んだ」という出来事がありました。
転んで痛かった、
転んで焦った、
転んでくやしかった、
転んで楽しかった
反応は人それぞれバラバラです。
これは、「転んだ」 ということに対して
自分のマップ(世界)を通して反応しているためです。
だから
転ぶ=痛い、
転ぶ=焦る
転ぶ=くやしい
転ぶ=楽しい
ではないのです。
ただ目の前に
「転んだ」
という出来事があるだけ。
だから、
私は 転ぶ=Aだけど、
あなたは 転ぶ=何?
という角度で相手と接することが重要なのです。
出来事の受け止め方を変える
The ability to change the process by which we experience
reality is more often valuable than changing the content of our experience of reality.
現実の体験の内容を変えるより、
現実を体験するプロセスを変化させる能力の方が、
価値があることが多いのです。
※こちらはリチャード・バンドラー米国NLP協会の基本前提から引用させていただきました。
出来事・体験、というものは、起きてしまったことで
「過去」
のこと。
変えることはできません。
でも、その出来事・体験をどう感じるか、あなたにとってどのような意味を与えるか
を変えることはできます。
例えば、
車で大きな事故 という出来事があったとします。
あなたは巻き込まれ、ひどい怪我をしたという体験がありました。
その出来事によって 車=怖い というプログラムができて、
車がに乗れなくなってしまいました。
「怖い」
という感情が出てきてしまいます。
体が動かない、車に乗れない、、、
これは日常生活を過ごすうえで不便だし、問題になることもあります。
あなたが、その不便さに対し、ストレスを強く感じているとします。
だからといって、簡単に気持ちを切り替えることはできません。
事故の出来事を消すことはできませんし、
あの時の恐怖を忘れることはできません。
でももし、
「恐怖」
という感情を小さくすることができたら、、
ストレスがなくなり、ハッピーな人生を送ることができるようになります。
出来事の受け止め方を変えることができたら、
そんな能力が持てるようになったとしたら、、、
何でも来い!!(胸をドン!とたたく感じで)
って思えるようになりますよね(^^)
参考記事: