スターウォーズは深い!その3 恐怖を手放さないと、とんでもないことになる!

2018年9月20日 1 投稿者: JUNJUN

 

スターウォーズに出てくるメインキャラクターのひとりに、

アナキン・スカイウォーカーがいます。

この、アナキン君の人生が深い!!

 

ということで、彼の人生から学べることを

さらっと簡単にストーリーを追いながら

ご紹介します。

 

恐怖のステージ(喪失と欲望)

 

スターウォーズエピソード1で、

かわいい9歳のアナキン君が登場します。

 

彼は小さな星で、奴隷としてガラクタ屋で働きながら、

母と二人で質素に生活しています。

そこに、たまたまジェダイであるクワイ=ガン・ジンが訪れます。

(クワイ=ガン・ジンとは、ジェダイの騎士で長髪のオジサマです)

 

運命の出会いです。

 

アナキン君の強いフォースに気づいたクワイ=ガン・ジンは、

彼を弟子にしたいと思うのです。

 

アナキン君も、ジェダイになることを夢見ていました。

 

相思相愛ですね。

 

お母さんを一人小さな星に残して修行の道を選んだアナキン君ですが、

心の中ではお母さんに対する「淋しさ」を持ち続けます。

9歳の子供ですから、当然といえば当然のことですが・・・

 

この「淋しさ」がポイント。

 

「淋しさ」とは、いつもそばにいた母親が近くにいない・・

つまり、

「喪失感」です。

この、「喪失」は、

「ない」

ということに意識を向けさせます。

 

極端な話、全てが「ない」という否定になっちゃうんです。

 

その他が満たされていたとしても

たったひとつの「喪失」によって

心は支配されます。

「足りない」から「~が必要だ」という

欲望の感覚

支配されてしまうんです。

 

 

欲望の感覚が、

修行に対しての「焦り」にもつながっていきます。

早く一人前のジェダイになりたい、

しかし、どんなに強くなっても満たされない。

認められない。

アナキン君の承認欲求は満たされず、
イライラが増幅していきます。

 

怒りのステージ(焦り、不安、怒り)

恐怖(喪失と欲望)、焦り・・・

それらの感情が悪夢を作りました。

 

アナキン君は、次第に悪夢を見るようになってしまいます。

お母さんが拷問される夢です。

 

そして、アナキン君の中の「恐怖」という感情が

どんどん大きくなります。

そして、遂にその悪夢が現実を作ってしまうのです。

 

アナキン君のお母さんは、ある村に拉致されて
しまいました。

 

「恐怖」に支配されたアナキン君は

無断でお母さんが住む星に戻り、拉致されたことを知ります。

すると「恐怖」が「怒り」に変わりました。

 

急いで母が拉致された村に乗り込むと、

拷問によってボロボロになったアナキン君の母がいました。

そして、彼の腕の中で息を引き取ってしまいます。

 

その瞬間、彼は

「怒り」を「憎しみ」に変えてしまいました。

 

「憎しみ」に支配されたアナキン君は

殺した犯人の実行犯だけでなく、
その村人全てを皆殺しにしてしまいます。

罪もない子供たちも含めて・・・

 

ダークサイドへ

この事件から、

アナキン君の心は

ダークサイドに蝕まれていきます。

 

段ボールの中の腐ったみかんのように、

一個のみかんが腐ると、

たちまちすべてのみかんが腐ってしまう。

 

それと同じように、

ちょっとの心の隙間に

ダークサイドのフォース(エネルギー)が入ってきてしまうと

たちまちダークサイドに汚染されてしまうんです。。

 

喪失という恐怖から逃れるために

彼は欲望を強くしていきました。

その欲望は焦りに変わり、

焦りは怒りに変わり、

憎しみに変えてしまったのです。

 

憎しみで満たされたアナキン君の心は、

ライトサイドのジェダイでありながら

ダークサイドに蝕まれているため

とても不安定です。

 

そして今度は

妻が死ぬ

という悪夢を見るようになってしまいます。

 

母の次は妻を失うのか・・・!

 

アナキン君は、妻を失うことへの恐怖に支配されてゆきます。

 

さらに、ジェダイへに対する怒り(焦り・不信感)も

手放せていません。

 

ほぼ90%のマインドがダークサイドになってしまいます。

 

 

そして、物事をダークサイドの側面からしか見られなくなり、

自分の師であるオビ=ワンと、愛する妻に、

自分は裏切られたと誤解してしまうのです。

 

その爆発した「怒り」が「憎しみ」に変わり

妻を死なせてしまうことに・・

 

 

そして、遂に

ダークサイドに身を売ってしまう・・・

 

 

そう、スターウォーズに詳しくない人でも

この名前だけは知っている

ダースベーダー

になってしまうのです!!!

 

ご参考:ダースベーダーbyWikipedia

 

あのかわいい少年だった

アナキン君が・・・

 

恐ろしいダースベーダーの正体だったなんて・・・

 

私はショックでした(笑)

 

まとめ

 

アナキン君は、

せっかく夢のジェダイへの道を手に入れたのに、

母を失った喪失感と恐怖

喪失感を埋めるための欲望

ジェダイになかなか認めてもらえない焦り

によって

怒り憎しみに支配されてしまいました。

それが母を失うという現実を引き起こしたのです。

 

怒り憎しみに支配されたアナキン君は

誰を信じてよいか分からない不信感を強くし

怒り憎しみに身を売る人生を選択してしまいました。

 

 

修行に来たばかりのころ、

アナキン君は

ジェダイのマスターであるヨーダに

母に対する「喪失感」をツッコまれています。

 

いずれその「喪失感」という恐怖が

何か不吉なことにつながるのではないかと

予感していたのかもしれません。

 

ヨーダは

全ては恐怖から始まると言っています。

恐怖が怒りに、

怒りが憎しみに、

憎しみが苦しみにかわる

それがダークサイドへの道なのだと。。。

 

 

私たちも、

恐怖によって

ダースベーダーになってしまう可能性があります。

 

ではどうしたらいいのでしょう?

 

アナキン君は、

どうすればよかったのでしょうか?

 

それは

次回へつづく・・・

 

 

~今回の教え~

負の感情は負の現実を引き起こす。

強い恐怖は恐ろしいエネルギーに変わる。

だから、恐怖を手放す方法を知る必要がある。