旅での出会いは価値観を変える

2018年7月7日 0 投稿者: JUNJUN

山形県にある白鷹町に行ってきました。

白鷹町の歴史文化を活用した地域づくりイベント

に参加するためです。

 

折角マニアックな町に行ってきたのですから(笑)

白鷹町のココが見どころ!をまとめてみました。

木魚をたたいて仏教と親しむ

 

まず案内されたのは・・

築500年という天台宗常福院。

このお寺は、お寺の中をを解放してくださっていて

建物の奥に入れるんです。

 

お寺って

奥へは入ってはいけない、

建物に入ること自体、抵抗がある

ということはありませんか?

 

 

私はそうだったんです。

 

だから、今回

建物の奥まで入らせていただけるなんて、

びっくりでしたし、貴重な経験でした。

 

 

奥に祀られてある不動明王の前で、

右手には剣、左手には羂索(けんさく)という縄を持っていて、

煩悩があの世にいくことを防いでいる、

というお話を伺うことができました。

こんな形で説明を受けると、忘れないですね!

お寺の中

ふむふむ

 

奥に入らせていただけるだけでなく、

木魚や太鼓をたたき放題(笑)

 

木魚をポンポンたたく姿を見ていると

子供たちにとっても、

仏教と触れ合える貴重な時間だったと

しみじみ感じました。

「涅槃図版」ウォーリーを探せ

次の訪問先は安楽院です。

ここでは涅槃図(ねはんず)が描かれた

貴重な掛け軸を間近で見せていただきました。

 

岩絵の具といって、岩を砕いで作られた塗料で描かれていて、

青色は、ラピスラズリが使われているそうです!

 

涅槃図とは、

お釈迦様の肉体が滅びて天に召された時を描いた絵で、

いわゆるお釈迦様の死を悲しむ多くの人々の表情が描かれています。

 

今回、この絵と親しむために、

涅槃図版 ウォーリーを探せ!ということで、

描かれた人々を探そう、というゲームをやりました。

 

悲しんでいる動物たち、

悲しくて自分の腕をかんでいる人、

気絶している人、

お供え用に山盛りの白米を持っている人、

などなど、

 

ひとつひとつ細かく描写されていて

これがまた面白い!

 

 

じっくり絵を眺めることで、

絵の意味やどんな人たちが描かれているのか

理解を深めることができました。

涅槃図

どんな人がいるかな~

羽黒山さんぽ

羽黒山奥にある羽黒神社までの参道は

歩いて30分ほど。

マイナスイオンたっぷりのハイキングコースです。

羽黒神社参道入り口

羽黒神社参道入り口

 

羽黒山は、

400本以上の松や、

樹齢500年の杉を含む

美しい杉林が

広がっています。

 

 

錫杖(しゃくじょう) という杖を突きながら

山道を歩く時間は、

まるでタイムスリップしたかのようでした。

 

羽黒山の山道

山道をよいしょよいしょと歩きます

到着した羽黒神社には、

獅子舞が祀られていて、

毎年5月に行われるお祭りでお目にかかれるそうです。

 

この獅子舞祭りも毎年大盛り上がりだそう。

 

羽黒神社から出てきた獅子は、

参道の山道を練り歩き、町へ繰り出し

町をぐるっと一周練り歩きます。

 

ひと仕事を終え、

獅子は再び参道を登って神社に帰ろうとするのですが、

 

地域の人たちがそれを引き留める!

 

「行かないで~」

「もっと居て~」

って、獅子をなかなか神社に返そうとしないんだそうです(笑)

 

 

その駆け引きが、見物をしていて

とっても迫力があり、面白いそうですよ!

 

羽黒神社

やっと到着した~ 羽黒神社

 

ここにもいた、宇宙人!

イベントのキーパーソンである、

Oさん、Mさん、Aさんらは

白鷹町で生まれ育った生粋の白鷹人。

(皆さん60代以上です)

 

言い方は悪いのですが(失礼いたします)

地元に骨をうずめている人って

内向き、消極的、という傾向が強いです。

 

しかし、

彼らのマインドはとっても

開放的!!

 

 

新しいことをどんどん取り入れるし、

アグレッシブなんです。

 

 

さらに、よく耳にする

こんな何もない田舎に・・・

というセリフは少しも聞こえてきませんでした。

 

町が大好きで、町の可能性を信じてる

という印象です。

 

どうしてそんなに開放的なのか、

という質問をさせていただいたところ、

 

「いやぁ~、

いろんなことやってみた後の

飲み会が楽しみで

やってるだけなんだけどね~

あははは(笑)」

 

という回答でした (笑)。

 

山菜

山菜づくしで贅沢な飲み会

 

 

少なくとも、

飲みのサカナを充実させるのが

モチベーションのひとつのようですが、

 

 

それだけでなく、

楽しんでる感じがするんです。

 

義務感や危機感からくる

「やらされ感」がないんです。

 

 

なぜそうなのか・・・

までは分かりませんでしたが、

 

 

それが白鷹町山口地区の

特徴だということだけは

わかりました。

 

まとめ

山形県の奥にある小さな町との出会い

そこにいる面白い人々との出会い

 

とっても刺激になります。

 

そこには

町を愛し、一生懸命生きている人がいる。

今ここにある豊かさに目を向けて

味わっている人がいる。

と同時に、

成長や変化を受け入れている人がいる。

 

この気持ちって

アフリカにいたときに感じた感覚に似ている

気がします。

 

 

出会いって、

自分の器を広げる大きな機会です。

 

器を広げるということは、

信念、価値観、思い込み

が変わる、

視野が広がる、ということです。

 

 

悩みがある時に

旅に出たくなるのは、

無意識にそれを求めているからなのかもしれません。

 

 

いやぁ

旅ってほんとうにいいものデスね~