生活の支援はできても、魂の支援ができず悩んでいた

2018年7月13日 0 投稿者: JUNJUN

オウム真理教の教祖や幹部の死刑が執行されましたね。

この教団は、私にとっても大変インパクトのある存在でしたし、

一連の事件も恐ろしいものでした。

私が学生時代には、

麻原が選挙に立候補したこともありました。

 

しょしょしょしょしょーこ~

なんて歌を歌っていたのを

笑って横目で眺めていたくらいです。

 

 

近しい人で信者はいませんでしたし、

関わったこともないので、

教団がどのようなものか、わかりません。

 

だから、

いわゆる一般人から言わせると怪しい団体に、

人々はなぜ入信するのか、わかりませんでした。

でも気になっていたんです。

 

そうしたら

今回の報道記事の中で、それを教えてくれるものがありました。

 

ある重度障がい者施設で勤務していた人が入信した理由が、

「生活の支援はできても、魂の支援ができず悩んでいた」

と書かれた記事です。

 

朝日新聞 2018年7月7日(土)オピニオンより

 

 

「魂の支援」

 

って何なんでしょうかね。

 

「魂」と聞くと

スピリチュアルで

難しいイメージだったり

怪しいイメージを持つ人も

少なくないでしょう。

 

 

私は、

「自分の内面」

「本当の自分」

などと表現してもいいと思います。

 

 

自分の内面って、

自分では感じることができても

言葉で表現できないことが

多いです。

 

 

言葉で表現できないと、

「意識化」できないし、

人に伝えることもできません。

 

 

だから、

もやもやしてしまうんです。

 

 

魂を支援したくても

魂が何を求めているのか

自分でもわからない、

他人にも伝えることができない、

 

だから、

パッとわかりやすく伝えてくれる

超能力とか、霊的な能力

のようなものに走ってしまうんでしょうね。

 

 

 

でも、結局のところ

自分の内面は自分でしかわかりません。

 

「どう言語化するか」

というところで

他人の力が役立ちます。

それがカウンセリングやコーチングの

存在意義です。

 

 

オウム真理教には、

ごく普通で、まじめに見える人たちが

たくさんいたそうです。

 

 

そう、

ごく普通で、まじめに見える人たちが

魂の支援、

つまり、

自分の内面の支援を求めている

ということなんです。

 

 

自分の内面の支援を求めている人は

特別な人ではありません。

 

みな、必要としているんです。

 

 

それがなぜか、

問題のある人だけが

自分の内面の支援を求める、と

思っていませんか?

 

 

相談を受けるとか、

カウンセリングを受けるということを

誰にも知られたくない、

秘密にしていたい、

と思ってませんか?

 

 

それが、問題なんです。

 

 

 

人はみな、

自分の内面の支援が必要です。

 

 

ご飯を食べる、

寝る、のと同じくらい、

日常生活で必要なことなんです。

 

 

ストレス解消、とか

自分へのご褒美

などという形で

実際におこなっていますよね。

 

 

それも

自分自身の内面を支援していることの

ひとつです。

 

 

ただ、対処療法なんです。

 

疲れたから、休む。

という、流れになってしまうんです。

 

 

対処療法だと、

薬がどんどん増えていってしまいます。

 

根本的な原因を解決できないわけですから。

 

 

だから、

言語化して、意識化して、

根本的な原因を解決する必要があるんです。

 

 

言語化して、意識化すれば、

自分の治癒力も増します。

 

 

自分で

内面を支援できるようになります。

 

 

そのためにも、

カウンセリングやコーチング

を上手に利用することをお勧めします。

 

そんな人が増えたら、

カウンセリングが普通のことになります。

 

 

 

誰もが普通に

内面の支援ができる世の中になれば、

あのような凶悪な団体ができることは

なかったのかもしれませんね。