ある本を読み終えました。なにを読んでいたかというと、西加奈子さんのエッセイ『この話、続けてもいいですか?』というエッセイ本です。
笑いました、西加奈子さん。そしていっぱい「なんでやねん笑」みたいなツッコミもいれました。ほんまにおもろい西さん。
話の展開や言葉の使い方はもちろん天下一品なんですが(言葉のチョイスがなんとも絶妙ナイス)、ネタとして使う現実、これがまたおもろいんです。「そんな現実あるー!?」みたいな。でも、その現実を見る人によっては、”恥ずかしい”で終わったり”ムカつく”で終わったりするんやろうなぁなんて思ったり。
そんな、なんともあるような、ないような現実。でもそんな平凡そうな現実が、おもしろかったりするんですよね(^.^)!
そして、西さんの見た現実は、
西さんのフィルターを通って、
文章として表現されます。
それも、ただ単にそのフィルター(価値観)を表現しているものではなく、一歩引いてる視点なんです。だから、西さん自身も文章のなかで自分自身に「なんでやねん」ってツッコミを入れたり。エッセイを読んでいると、まるで「自分の中をみる」っていう自分を客観視するときの一例を見てるようだなって思います。目の前の現実の見方だとか、感情だとか。
私の勝手ながらの推測ですが、きっと西さんは文章を書くことで、自分の中を見て、自分の中を整えているんじゃなあかなあ。手放したり昇華したり…。そんな気がしています。
西さんの現実に限らず、私も、周りの人も、それぞれの現実が、おもしろいんだよなあ〜^ ^ほいだら、私もエッセイ書いたらおもしろいんちゃうかっ!?そう思って自分のブログにいくつか書いてみたんですが…やっぱり西さんプロや。自分の思うようにはいきませんねぇ(*_*)ストーリーの展開とかも、その人の味(センス)があるんやなあと、あらためて実感しました。あ〜私の味〜っ!きっとこれが「思うようにできた」って思えたら、またそれはそれでおもろいんやろうなぁって思いました。
タイトルに「小話」って書いたように、今回は短めに終わる予定が、思っていたよりも長くなりました。…これが私の味ということですね(o^^o)笑
『この話、続けてもいいですか?』西加奈子さん
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