歩きながら食べるって、最高のピクニックだと思う。室内で食べるコンビニのパンが、外の空気を感じて歩きながら食べるとなぜかすっごくおいしく感じる。これってもはや「ピクニック効果」。公園に行ってレジャーシートを広げ、買っていったお弁当やパンや手作りのお弁当を広げて食べる。「外で食べるご飯って、美味しいねー^^」なんていうセリフがほろっと溢れてしまう。
歩きながら食べるコンビニのパンは、まさにそれと同じ感覚。頬張って、もぐもぐしながら空を見て、すれ違う人を感じて、行き交う車を見れ。そんなことをしながら感じる「美味しいなあ」が、もう最高だ。
今までの人生の歩き食べで最高だったのは、そう、高校生の時の冬。部活の帰り途中で食べた、コンビニのピザまん。あの温かさやルンっ♪としながら歩いて帰った、あの「美味しい」は最高だったなあ。今思うと、寒かったのとお腹が空いていたのとが最大のポイントだったな。きっとあの時すれ違った人にも、私の「あぁ〜、幸せぇ〜」がもれていたと思う。
知らんけど(笑)。
そういえば、歩き食べをするときに、一応すれ違う人の視線を気にはしている。「気にしている」のかは、書いていてあらためてよくわからなくなったが。でもたまに、歩き食べをしたいがために、人通りの少ない道へと道を変えて歩くときもある。
「気にする」というのも、はたから歩き食べしている私の姿を見たときの、その人の見る後継の私の姿をイメージして、その映像が頭をよぎる。すると、なんだか面白く感じてしまうのだ(笑)。だって、真正面から歩いてくる女の人が、いざ食べようと大きな口を開けてパンを頬張っている。で、にやけながらもぐもぐしている。…なんか、すごい光景である(笑)。小さい子どもなら「あらかわいいね」なんて無邪気さを感じるんだろうが、そんな無邪気さなんてどこぞやら。大の大人が、大口広げて食べている。
なーんて思うが、そう思うかなんて、人ぞれぞれだよな。そら巷では「歩き食べは、お行儀が悪い。」などのマナー的な価値観がある。そのマナー的な価値観からしたら、きっと見る人はそう感じるだろう。
でも、だから、なんだろう。
お行儀が悪いから見ている人の気分を損ねているのであれば、それは単純にその価値観を持っているその人の問題でしかない。だってその価値観を持っていない人からしたら、気分を損ねるも何もないのだから。「あの人、食べてるな」とかそもそも何にも思わずにただ通り過ぎるだけになる。
人の気分まで、そこまで私が責任を取れるものではない。
何より私は、歩き食べをしたい。ただそれだけ。
だから今日も、私は歩き食べで「ピクニック」を楽しむ。
…といい感じに終わろうと思ったが、歩き食べをすることなく、今日は終わったのであった(笑)。
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