この頃、読書にハマっております。
そして実は
ハマっている自分にも、びっくりしています。笑
なぜ、そんなにびっくりなのかというと
実は私、読書が嫌いだったのです。
本が嫌い。読むことが嫌い。
本を読んでいると、
読書効果のひとつ、睡魔の登場にやられ、すぐに寝ていました。
すぐに寝てしまうので、本の内容が全く頭に入ってこないし、
内容と内容が繋がらないし(忘れているので・・・)、
何が面白いのか、この著者は何を言いたいのかも、わからなくなるのです。
ちっとも、本なんて、おもしろくない。
そう思っていました。
でも、知らぬ間に
小説を自ら進んで読んでいる自分がいたのです。
会社勤めをしていた時、
通勤の電車の中で「何か読みたいな」とふと思ったのです。
明確なきっかけは、忘れました。
いつも電車の中で爆睡していたのですが、
なんかこう、読書するのもいいかも♪
なんて、やる気が出てきたものでして。
本屋さんでブラブラと「読みたい」と思う、適度に薄い厚さの本を探したのです。
自分の興味赴くままに。
背表紙にある小説の紹介内容を見たり、
書き出し数ページを読んでみたり、
帯の言葉に影響されてみたり、
本屋さんのポップに惹かれてみたり。
自分の興味赴くままに。
数ある本の中から、選ぶ。
自分の興味赴くままに。
この状態が、なんだかすっごく、面白い。
選ぶ楽しさ。
自分の興味が動く言葉。
ワクワクっとする瞬間。
それらが全部、自分の中で起こる、面白さ。
ああ、自分の「読みたい」気持ちが溢れてる。
本を読みたい気持ちを純粋に掻き立てる、この時間。
この吟味する時間が、私には必要だったのかもしれない。
小さい頃から親に「本をたくさん読め。」と言われてきました。
本を読まないと、バカになる。
本から知識を得るんや。
「そっか!!そうするー!」
本を読むことは、良いことなんだ。
本を読めば、頭がよくなるんだ。
本を読まなきゃ、いけないんだ。
ずっと、そんなモットーを掲げていました。
だから、図書館で借りる本はいつもいっぱい。
ちょっと難しそうな本も借りてみたり、親の勧める本を借りてみたり。
「この本を持っている私、頭良さそうでしょ?」
でも、
読まずにそのまま返却することもしばしば。
なぜなら、本を読むことはちっとも「楽しい」ことではなかったから。
「頑張って」読んでみても、
読書効果の「睡眠」の側面ばかりが、効果を存分に発揮していました。
そんな過去を経て。
今は、読書が楽しいです。特に小説が好きです。
自分が経験したことのない世界を疑似体験できる面白さ。
共感を超えた、心揺さぶる感情でこみ上げてくる涙。
今まで言葉にできなかった自分の気持ち、その気持ちの表現を見つけた快感。
読書の効果は、無限大です。
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