目指すところは同じなんです。

2018年5月21日 0 投稿者: JUNJUN

人間関係において、

なんであの人はわかってくれないんだろう

なんであの人はいつもあんな態度なんだろう

と相手に対する不満を持つときが
あるかと思います。

 

大ベストセラー本「7つの習慣」の中に、
(スティーブン・R・コヴィー著)

面白いエピソードが紹介されています。

 

霧がかかって視界が悪い悪天候の中、
戦艦が航海していました。

 

日が暮れてきたとき、進路上に光が見えました。

 

このまま戦艦が進んでいくと
衝突の危険があります。

 

艦長は、信号手に命じます。
「前の船に対し、信号を出せ。
衝突の危険があるため、20度進路を変更せよ、と」

 

相手からの信号が返ってきました。
「そちらの方が20度進路を変えてください」

 

艦長は再び命令しました。
「信号を送れ。私は艦長だ。20度進路を変えなさい」

 

すると、相手から
「こちらは二等航海士だ。そちらの方こそ20度進路を変えるように命令する」
と返事が返ってきました。

 

艦長は怒りだし、
「信号を送れ。こちらは戦艦だ。20度進路を変えろ!」

すると、点滅する光の信号が返ってきました。
「こちらは灯台である」

 

艦長は進路を変えました。

 

 

これは、

自分の考えが正しい

という思い込みから

相手を変えようとするけれど、

相手は変えることができない。

 

相手を知ることで

自分の行動が変化する、

ということがわかるお話しです。

 

 

人は、

自分の立場、

自分の世界で

物事を見ています。

 

でも、

必ずしもそれが全てではありません。

 

 

相手には

相手の立場、

相手の世界があるんです。

 

 

自分の世界と

相手の世界は

全く違います。

 

 

でも、

限りなく近いことが

あります。

 

それを、

コヴィー氏は、

人生を支配する原則

と表現しています。

 

私はこう思います。
(私的意見です)

 

この

人生を支配する原則 とは

 

自己超越欲求を満たすもののことなんです。

 

融合、

他人への献身、

叡智、

正直、

自然、

平和、

無、

など。

 

私たちは、

人それぞれ、いろいろな人生を通して

最終的にこれらを

手に入れたいと思っているんです。

 

 

立場、アイデンティティ、考え方、価値観は違えど

最後の最後に手に入れたいものは

自己超越欲求を満たすこと。

 

そう思うと、

エピソードで言う

戦艦と灯台は

安全な航海という共通の原則があり、

 

それが戦艦という立場なのか、

灯台という立場なのか、

異なっただけ。

 

戦艦は、

灯台という立場があることに気づき、

自ら進路を変更することで

安全な航海を手に入れることができたんです。

 

最終的に目指すところは同じなんですから、

自分の行動を変化させることにも

納得がいくのではないでしょうか。