これからは、空気は読めない時代です。
2018年6月20日わからないことを、「わからない」と言えるようになった。
嫌なことを、「嫌」と言えるようになった。
これは、息子の担任の先生が
保護者会で話してくれたことです。
自分の気持ちを言えることの大切さについて考えてみました。
今の子供って・・?
わからないことを、「わからない」と言えるようになった。
嫌なことを、「嫌」と言えるようになった。
というのは、
4月から小学校2年生になり、
「成長した部分」
ということで報告してくれたのです。
が・・・
私は正直ちょっとショックでした。
えっ???
今の子供たちって
わからない、とか
イヤだ、とか
言えないの???
どうして??
って思ってしまったんです。
めいわくがかかる、
きらわれる、
相手が嫌な思いをする、
はずかしい、
などの理由かもしれません。
これって
大人と同じじゃないですか!!
多くの大人は
わからない、
イヤだ
と言えずにストレスを抱えています。
わからなかったら自分で調べろ!!
イヤなんて言ってたら仕事にならんぞ!!
なんて言われてしまうから・・・
そんな大人と変わらないストレスを
子供・・・
しかも小学校低学年のうちから
抱えているなんて・・
それがショックでした。
子供から、
正直さ、素直さ を取ってしまったら
宇宙人じゃなくなっちゃうじゃないですか!!
痛ましい事件から感じたこと
最近、新幹線の車内で痛ましい事件がありましたよね。
私自身、眠れなくなる程、
この事件が気になって仕方がありませんでした。
犯人の22歳の男性。
社会を恨んでいる・・
むしゃくしゃして・・
という理由で犯した犯罪は許すことができません。
しかし、
ひとつ気になることがありました。
それは、
新聞記事に載っていたエピソード。
事件時、
新幹線の車掌さんが
「やめてください」
「話を聴きます。」
と言ったら
刃物をもって振り回していた手を止めた。という記事。
この新聞記事を見て、
私は感じました。
犯人は、もしかしたら、
話を聴いてもらいたかったのかもしれない、って。
恐らく彼自身がおとなしくて、
あまり話さない人だったんでしょう。
でも、頭や心の中では
いろんなことが渦巻いて・・・
でも、なんて言っていいか分からなくて
表現の仕方がわからなくて
いつも、もやもやしていた
そんな毎日を過ごしていたのかもしれません。
(私の勝手な想像です)
おもてなし文化もいいけれど・・
私たち日本人は、
空気を読む文化です。
そこからすばらしいおもてなし文化が生まれています。
だけど・・・
やっぱり伝えないとわからないんですよね(笑)
このテレビCMが参考になります。
http://www.tokiomarine-nichido.co.jp/company/publication/cm/
フランス人観光客がフランス語でいろいろ言うのですが、
旅館の番頭さんやおかみさんは
空気を読んで
対応しています。
それは相手が求めていることと全く違うんです(笑)
空気を読む
というのは、言い換えると
これまでの、経験や知識による
信念、価値観、思い込み で判断する
ということだったんです!
同じ日本人同士だったら、
価値観が近いというところで
良かったのかもしれません。
でも、今は多様化、グローバル化
によって
信念や価値観は様々です。
だから、
空気は読めないんです。
ちゃんと、
気持ちを伝えてもらって、
それに対して応じる、
という
ていねいなコミュニケーションが必要なんです。
まとめ
海外へ行くと
日本人は皆おとなしいよね、
と言われます。
伝えないと伝わらない
という
自己主張の文化で育っている海外の方々と
空気を読む
という
おもてなし文化で育っている日本人
との違いです。
どちらがいい、悪い
というものではありません。
ただ、これからの時代は
「伝える力」
「聴く力」
両方が大事である、
つまり、
空気は読まない!
ですね(^o^)