「友達100人できるかな」否定説を推進しまーす(笑)
2018年8月26日いちねんせい~になったら♪
いちねんせい~になったら♪
ともだち100人できるかな♪
という童謡がありますね。
かわいい歌です。
しかーし、
私には抵抗がありました。
なぜかというと・・・
ともだちは
量より質
だと思っているからです。
そしたら、
「林先生の初耳学!」というテレビ番組で
1年生になったら友達100人できるかなを否定すべき!
というネタが放送されていたんです。
全くの同感でした!
なぜなら、
学生時代にこんな経験があったからです。
いわゆる女子のグループというものに対して
「なんか違う」
という感覚があって、
1人の子とだけ
その気持ちを共有しました。
その子が親友になりました。
グループで行動しているときよりも
その子と過ごしているときのほうが
楽しくて、自分らしかったんです。
その時、
友だちって質だ!
ということに気づいたんです。
だから、
息子が小学校に入学した時も
「友達がたくさんできるといいね~」
などという発言はしませんでしたし、
先の童謡も歌ったことはありませんでした。
学生時代は、できるだけいろいろな人と出会って
いい意味で揉まれてほしいなぁ
と思っていました。
人はみな違うんです。
いろいろな考え方、感じ方があって
信念、価値観も違います。
だから、
100%自分と全く同じ
考え、感じ方、
信念、価値観を持っている人は
存在しません。
自分にとって
合う人もいれば
合わない人もいるんです。
学校は
人はみな違う
ということを学ぶ場でもあるんですね。
いろいろな人と関わる中で
共感したり、
違うと感じたりして
自分とは何かを探していくんです。
1年生になったら
100人はみな
ひとりひとり
違う考え、
違う感覚、
違う価値観であることを
知る機会がスタートするんだよ!
ちょっと長くなってしまいましたが
こんな感じですかね。
さらに、番組で林先生は
ドイツの哲学者、ニーチェの名言
「愛せない場合は、通りすぎよ」
という言葉を紹介して、
(関連記事:ニーチェの名言「愛せない場合は通り過ぎよ」の意味を分かりやすく解説してみました。 )
相性の良くない相手とは、
無理に友達として接するのではなく
ちょっとドライな人間関係を保つほうがいい
と言っています。
つまり、通り過ぎなさい
ということですね。
そこで、出演者から質問があったんです。
通り過ぎすぎて
孤独になって寂しくならないか、
という質問です。
それに対して、林先生は
孤独って寂しいのでしょうか?
と問いかけます。
孤独は寂しいものではない。
孤独によって「考える」ことができる。
つまり
孤独な時間は人間にとって必要なのだ
と言ってるんです。
自分を悩ます人間関係は手放し、
孤独を楽しむことで自分を追求しろ
ということなんですね。
自分を追求することが
生きる意味でもありますから。
深いなぁ~
番組で紹介されていた本
極上の孤独(下重暁子著 幻冬舎)
友だち幻想(菅野仁著 筑摩書房)
も読んでみようと思います!