人はみな、好きなことをして生きる探検家
2018年5月26日「空の探検家」 武田康男氏の講演を聞いてきました。
彼は、まさにワクワクを生きる少年のような方でした。
現在50代後半だそうです(笑)
子供のころ、ほうき星に魅かれた一人の少年がいました。
そのほうき星の写真を撮りたい!
たまたま少年の父が一眼レフのカメラを持っていて
お願いをして借りました。
毎日毎晩、空を眺めては写真を撮り続けました。
自転車をこいで、星空がきれいに見えるところを
探しまくり、
時には真夜中に公園で夜空を眺めているとき
おまわりさんに声をかけられるほどでした。
その後、彗星が見える時、月食や日食が起きる時
夜空がきれいにみえる「快晴」の日を知るために
計算方法を学びました。
カメラの修理はもちろん、
星空の連続写真の取りかたを思考錯誤のうえ取得し、
自分で写真を現像するまでになりました。
海外の星空も観てみたい・・・
でもお金がないから、
野宿をしながら日本を縦断し、
ありとあらゆるところから星空を観察しました。
星空の魅力を伝えたい!
その想いで教師になりました。
教室で教鞭をとるよりも、課外授業がメイン。
だって、体験しないとわからないから(笑)
生徒と屋上で空を観察したり、
海岸で星空を眺めたりしました。
その後、
南極観測隊に参加したり、
何冊もの本を出版したり、
空の探検家として活動しているそうです。
空や星、自然の景色を撮影した写真や
画像を紹介してくださっているとき
彼は終始ワクワクしていました。
話が止まらないんです(笑)
人生に成功(いろんな解釈がありますが)している人
とは、こういうことだと感じました。
自己肯定感を持ってワクワクに身を任せている人のこと。
好奇心にあふれていて、
それがエネルギーとなっていて、
何も止めるものが無いんです。
確かに彼は、ラッキーだったと思います。
ほうき星に魅せられた少年のころ、
もし彼の父がカメラを貸してくれなかったら・・・・
もし彼の母が、
夜な夜な星空観察へ出かける少年を
止めていたとしたら・・・
もし彼の友人が
星ばかり見ている変わり者の少年を
白い目で見て、
少年の自信がなくなってしまったとしたら・・・
少年は、星空を眺め続けたかわかりません。
彼には止めるものがなかった
というのはラッキーです。
私も羨ましいと思いました。
そしてこう思っていました。
自分は特別な人とは違う、
自分は親から否定されてきた、
そんなにやりたいこともないし、
わくわくすることなんてない、
自分には平凡な人生で十分。
いいんです。
もしそれで満足しているのなら。
それが自分にとっての幸せなら。
ただ、もし少しでも
あきらめられないことがあったら、
心のどこかに引っかかっていることがあれば
それは何かのサインなんです。
私はそのサインを見逃せませんでした。
理由はわかりません。
ただ、あきらめられなかったんです。
人生に納得したかったんです。
そう、
自分が納得できるかどうか
ということが大事です。
武田氏は、講演の中で、何度もおっしゃっていました。
「体験してみなければわからない」と。
つまり、自分でやってみることで納得する
ということです。
私たち人間は、探検家なんです。
好きなことをして、
ワクワクに身を任せて生きる探検家。
そんな人の話を聴くと
本人だけでなく、
聞いている人もワクワクしてきます。
そんなワクワクした大人が溢れている世界なら
子供はみなワクワクします。
ワクワクの連鎖です。
そんなワクワクした未来をつくりたいと
思っています。
だから、自分も
会社を辞めてワクワク探検家になりました(笑)
今からでも、できるんです。
ワクワクに身を任せて生きることが。
ワクワク探検家として生きることが。
そう決めた瞬間から。
空の探検家 武田康男氏のHP
http://www.skies.jp/