子供の気持ちに寄り添うとき、気をつけること!

寄り添いすぎには気をつけてー!!

というのが、私のお伝えしたいことです。

 

子供の気持ちに寄り添って
共感してあげましょう。

 

育児書やコラムで目にしたり

子育て講演会で聞くことも

多いですよね。

 

寄り添うこと、共感することは

とてもとても大切ですが、

気を付けてほしいのは寄り添いすぎること。

 

「子供の気持ちに寄り添ってあげましょう」

と言われて

「その通り!!そうしよう!」と思う方は

実は、最初から寄り添い型のコミュニケーションを

とっている場合が多いです。

 

さらに子どもに寄り添うことを

意識していくと

どうなるかと言いますと・・・

 

子どもにばかり寄り添って、

自分や他の家族、

つまり大人の事情を

後回しにする傾向が

強まってしまいます。

 

子ども「だけ」を大切にしがちなのです。

 

何を隠そう、そうやってきたのは

この私です。

 

子どもの事情ばかりに共感していたので

大人が困る行動に対してでも

子どもなりの言い分もあるし

仕方ないと思ってしまっていたのですよね。

 

ですが、その考えは間違っていました。

 

子どもを大切に思うのは

自分を含む大人と『同様に』でなければ

バランスが悪いのです。

 

子どもだけが優先ではなく

大人だけが優先でもない。

 

それぞれの事情を「同様に」大切に

することが重要だったのです。

 

「子どもに寄り添いましょう!」というのは

大人の事情「だけ」を優先していませんか?

という意味なのです。

 

 

私の失敗経験をご紹介しますね。

 

子どもたちが小さいとき、

実家で両親と同居していました。

そのときに、私と母はよくぶつかったんですね。

 

その頃の私は、幼児がうるさいのは

子どもだから仕方がないと思っていました。

 

夜泣きも起きてすぐに泣くのも

騒がしいのも仕方ない、と。

 

テンションが上がって抑えられないこと

走り回ること

私が電話中には余計騒ぐこと。

 

そのようなことにも

子どもの騒ぎたい気持ちに寄り添ってしまい、

静かにしたくない気持ちもわかるなぁ

などと思っていました。

 

ただ、実家の母は家で子どもたちが

騒いだり泣くのは嫌だったのです。

 

泣かすのがおかしい、といって

よく批判されました。

 

私はいつも反発し、

家で泣くことを許さないなんて、

子どもをあたたかく見守る目がない。

 

そんな人と同居で、

本当に環境が悪いと、

真剣に思っていたのですが、、、

 

今は、その考え方は間違っていた、

と反省しています。

 

私は子どもの気持ちばかりを大切にしていて、

他の家族の気持ちを

ないがしろにしていたのですね。

 

今、保育園で子どもたちを見るようになって

分かったのですが、

 

子どもって、状況をよく見ていて、

静かにしようと思えばできるんです。

 

2歳でもね!

 

当時うるさいのは仕方がない、と

思い込んでいたわけですが、

 

家族みんなが気持ちよく過ごせるように、

子どもに伝えなきゃいけないことが

本当はたくさんあったと思います。

 

そして、ちゃんと伝えて接していれば、

家族みんなが気持ちよく

過ごせたんじゃないかなと思います。

 

母は、他の家族をないがしろにしている

私に対して怒っていたんです。

 

本当に申し訳なかったな~と思います。

 

家は子どもだけが過ごす場所ではありません。

 

「大人の事情も大切に」が今の私の考え方です。

 

子どもの事情と大人の事情。

 

両方とも、同じように大切です。

 

偏らないように

バランス感覚を持っていたいものですね。

 

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岩本真弓

岩本真弓

岩本 真弓(いわもと まゆみ) / Mayumi Iwamoto 個々の好きが全体に活かされている社会。 子どもたちがみんな幸せな社会。 自分らしさがかけ合わさることで輝きを増す社会。 そんなミライを創りたくて活動しています。

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