出る杭は・・・打たれる!?
そんな言葉に比喩されるように、
人が、集団の中で、
自分の個性を生ききるとしたとき。
いろんなことが起きてくる。
っていうのが、今までの日本の多くの環境の中で、
起きてきてたんだと思う。
出る杭は・・・打たれる(打つ)
出る杭は・・・ひっぱられる(ひっぱる)
出る杭は・・・排除される(排除する)
出る杭は・・・問題視される(問題の象徴として扱う)
出る杭は・・・ねたまれる
出る杭は・・・批判される
出る杭は・・・孤独になる
出る杭は・・・笑われる
出る杭は・・・
自分がこんな体験をしたことがある人もいるかもしれない。
それ以上に、
自分以外の人がこういう立場に置かれているのを、
見ることで、その価値観を覚えた人のほうが、
多いんじゃないかな。
家庭や、学校や、会社、地域、仲間との間、
いろんな集団という中で、
私たちは、自分を出したものの結末を
何度も何度も目の当たりにしてきたのかもしれない。
みんな違って、みんないい
違うまま、生きていこう。
こんな言葉が広がって、だいぶたつ。
この14年。
変わらずに、個性、自分らしさ、それを一人一人が持って、
生きていくこと。
自分だけではなく、それを望む人をサポートし、
この近年は、組織としてもその取組みをし続けてきた。
そして、やり続けて見えてきた、わかってきたことがある。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・
心の底から、
みんな違ってみんないい。
それをゆるし、受け入れてもらえた。
そんな成功体験をしている人、
どれだけいるんだろう。
自己基盤がととのっていない人が集う中で、
個性が立ち始めると、
個性が立ち活躍し始めた人を、
まわりが許さなくなってくる。
不思議な現象が起こる。
そして、その空気の中で、
多くの大人が受け取ってきた価値観。
出る杭は、リスクだってこと。
違うってことは、恐怖だったこと。
私たちは、知らずに知らずに、
長い時間、この空気の中で生きているんだと思う。
それを続けたい!んじゃなくて、
自分が自分に戻って個性が出てしまうことへの
本質的なおそれ。
周りで、個性が出てきた人を見たときに、
自分の中に出てくる嫉妬や不安。
その狭間で、苦しんでいる人は結構いるんじゃないかなぁ。
「個性のまま生きたい」
一人一人に、ある魂の声なんじゃないかなぁ。
だって、自分で選んできたんだもの。
この自分がいいって。
みんな。
それがいいって、やってみたい!って
思ったはずだから。
それをやりきれたら、
みんな違って、みんないい。
違いを、認め合い、生かしあう。
むかーーーーーし、むかしの日本はそうだったんだから。
そこに戻ろう。
一人一人の勇気の先に、
自分らしく、個性のまま、生きられる集団が、
増えていくと思います。

木村祐理

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