全ては繋がっている。

全ては繋がってる。
それを教えてくれるのは、いつも子どもたち。

ある日、こんなことがありました。

フリースクールのお話し会。
0-2歳児にお子さんと、お母さんやお父さんが一緒に集う時間です。

「今日は、私が、この場で子どもたちをみておきます。
気になるようだったら、止めたりしてくださいね。」

そう声をかけて、スタートしました。

テーマにそってお母さんやお父さんが話す間、
自由に遊ぶ子どもたち。

お母さんと離れられない子は、お母さんのおひざの上で。
友達と遊びたい子は、友達のところへ。

自分の気持ち、自分のやりたいことで動く子どもたち。
慎重な子は、じっくりじっくり確かめて。
大胆な子は、どんどん動きながら確かめる。

子ども8人。
自分のペースで「今やりたいことが一番目」
その世界は、いつもダイナミックで美しい。

でも、目に映る光景は・・

友達のおもちゃをとってみたり、
自分の主張を全力で言い続けたり、
納得がいかないことは、全力でたたいて伝え
知ってるお友達は仲間、知らない子は入れない!とつきとばし
干している洗濯物は全部ひっぱって、ほおりなげる
持っているものを投げてみたり

!!!!!!!!!
となる光景なのかなぁ。

でも。

泣いている子の頭を泣かした子がよしよししていたり、
泣いている1歳の話を、2歳が聴いていたり、
泣いている子の手をすっとにぎって、ただ見つめていたり、
お母さん!って泣いている子の手を引いて、お母さんのところに連れていってあげたり
頂戴って言われた「もの」は絶対にあげたくないけれど、
他に何をあげたらいいか一生懸命考えて、どうぞ!ってしてあげたり
大好き!って抱きついてみたり
嫌い!ってたたいてみたり
絵本1冊を取り合いしたと思ったら、一緒にならんで読んでみたり。
洗濯するからもってきてーって、一緒に洗濯しなおしてみたり、
これはやめておこうとちゃんとお話ししたら、聴いてくれる。

90分の中で、どんどん動きだす人間関係。
とめずに、ただ見守っていると、見えてくることがたくさんある。

最初は、力加減がわからず赤ちゃんを突き飛ばしていたけれど、
2回目には少し優しくなり、
3回目はゆっくりになり、
気が付いたら、いい力加減で頭を撫でている。

その1部だけを切り取ると、
ただの危ない行為に見えるかもしれない。

切り取らずにおっていくと、
子どもたちの1つ1つの行為が、次の何かに繋がっているのが、
はっきり見えてくる。

そう、全ては繋がっている

そして、そのすべてが誰かを傷つける意図ではなく、
目の前の人とちゃんと繋がりたい。
どう理解し合うかって、意図があるんだもの。

私は、いつも子どもたちの世界に居合わせる度に、
そのことを魅せてくれる。

全ては繋がっているってことを。

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木村祐理

木村祐理

木村祐理(きむら ゆり) / Yuri Kimura /  自分であることが楽しくて、嬉しい。と、 あなたが、あなたでありがとう。が溢れた社会になるために、活動しています。

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