我が家の中2次女は、
不登校ですが、
学校がキライではありません。
先生のことも
キライではありません。
友人たちのことも
キライではありませんし
トラブルもありません。
でも、1日7時間×週5日、
拘束される生活は考えられないことと
教室の空気が合わないらしく
行きたいときに
受けたい授業を受けにいく
フリースタイルです。
1週間のうち数時間
教室で授業を受けたり
実験に参加したりしています。
1週間、全く行かないこともあります。
クラスでは友達とも話し
受けたい授業のあとは
(一応授業中なのですが)
庭のバラの手入れを
用務の方と一緒にしたり
校長室で校長先生と話したり
別室で本などを読んでいるときには
別室内にある洗濯機に
洗濯をしにくる先生の
普段教室で見る姿とは違う表情に
親近感を感じたりするそうです。
次女の学校での過ごし方を聞いていると
私の持っている『学校』のイメージは
幻ではないか???と思えるほど
異次元に思えます。
でも、まぎれもなく
次女と学校はそのように
関わり合っているのです。
学校の役割は
勉強とコミュニケーション。
読んだら分かることは
自分で教科書を読むことですまし、
学校で学びたいことは学び
取りたいコミュニケーションは
とっているように見える次女。
もしかすると、
学校制度には合わない
次女にとっての理想の学校は
もうすでに、ここにあるのではないか?
と思えるのです。
標準のレールを『完全に』降りてしまえば
レールに戻そうとする必要もなくなり
先生方も異次元(?)に迷い込むのでしょうか。
異次元の学校がすでにそこに存在している?
一方、同じ学校に通っている中3の長女は
学校の拘束時間が長いことが
納得いかない様子で
日々、文句を言っています。
そして、授業時間はこんなにも必要ない!!と
先生に分かってもらいたくて
1、2週に1回の欠席を正当化したくて
正面から挑もうとしています。
先生に「学校にはなぜ行かなければならないのですか?」
と聞いてみたりするようですが
欠席やサボりが正当化されるはずはなく、
モンモンと過ごしています。
同じ学校に通っているとは思えない
娘たち。
子どもが『完全に』レールから降りる
と決めるのはとても勇気がいりますが
さっさとレールを降りてしまって
芝生の上を軽やかに歩いていれば、
全く違う世界が広がるのでしょうか。
理想の学校は、どこか遠くにあるのかと
思っていたのですが、
同時にそこに存在しているのかもしれない
と感じている今日この頃です。
パラレルワールドって
こういうことなのでしょうか。

岩本真弓

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