親との関係がうまくいかないとき

毒親という言葉がありますよね。

 

子供を、自分の思い通りに育てようとする親

子供をコントロールする親

 

という意味です。

 

だから、親は

命令したり否定したり過干渉になったり、

子供としては自由ではありません。

子供自身の気持ちは後回しなのですから。。

 

子供自身が、その不自由さを、窮屈さを自覚するようになってくると

親との関係はうまくいかなくなります。

 

それを、「反抗期」とよんだりしています。

 

その反抗期は、「成長の過程で訪れるもの」

として広く知られているので、

「反抗期」ね、

時間が解決してくれるね、

といって軽く考えてしまいがちなのかもしれません。

 

だから、本当は、何に反抗しているのか

ちゃんと向き合う必要があるんですね。

深ーい根っこに何かがあるのです。

 

私は口うるさい親に対して

「何も言わない」

という反応をしていました。

 

親は、

過干渉タイプではなく、

 

言うこと、やることを

批判する、ダメだしするというタイプだったので

何も言わなくなったという感じです。

 

自分が何をやっているか

何をやりたいか

はもちろんのこと、

友達の名前すら言いませんでした。

 

「ちょっと友達と出かけてくる。」

「ちょっとバイト。」

 

外出するときにそう言うだけ。

 

でも、深夜に出かけたりはしないし、

グレていたわけではないので

問い詰められることはありませんでした。

 

「いつも何も言わない!」

と怒られはしましたが。。

 

でも、大学生くらいだったか、

母親と喧嘩して

3日間口を利かない

という出来事がありました。

 

母が悪いのに(間違っていた)のに

謝らない

ということに私が腹を立てたのです。

 

これまで、ずーっと

母の態度が「自分が全て正しい」というものであること、

 

母の口から

「自分が間違っていた。ごめんね」

という言葉を聞いたことがない

という不満が溜まっていたのです。

 

恐らく、母が育った時代は、

大人が正しい

親の言うことをきかなくてはいけない。

という価値観だったのでしょう。

 

 

でも、

「あなたはどう思っているのか」
「どうしたいのか」

は、伝えたほうがいいです。

 

それを親に理解してもらえなかったとしても。

 

伝えたうえで、
距離を置くという選択肢もあります。

 

血がつながっている、つながってない

関係なく、

 

一人の人間どうし

違う人間同士なのですから

 

合う、合わないがあるのです。

 

それを「血」だけで

ぎゅうぎゅうに縛り付けてしまうのは

どうなんでしょう?

 

昔はそうだったかもしれませんが

今は時代が違うのです。

 

いや、昔も

「勘当」

という形で家族と縁を切った人いたんですよね。

勘当という言葉があるくらいですから。

 

親との関係がうまく行かない時、

うまく行かせようとするのではなく、

 

自分はどうしたいのか、

親と何が違うのか、何が共通しているのか、

 

それを共有することが大切なんです。

 

最近読んだ本
きずなと思いやりが日本をダメにする
(長谷川真理子、山岸俊男)」

にこんな一節がありました。

 

自分が正しいことを互いに主張させると

戦争になる。

 

自分と相手の共通点、違いを主張させると

協力になる。

 

親子関係だけでなく、全ての人間関係に当てはまるのですね。

 

The following two tabs change content below.
海野 純子

海野 純子

海野 純子(うんの じゅんこ)/ Junko UNNO チーターになりたいんだねー。そう決めたらなれるよー!そう言って、誰もがわくわくを伸ばすことができる そんなミライをつくること!

ABOUTこの記事をかいた人

海野 純子

海野 純子(うんの じゅんこ)/ Junko UNNO チーターになりたいんだねー。そう決めたらなれるよー!そう言って、誰もがわくわくを伸ばすことができる そんなミライをつくること!