親の役割とは「現実に対応する力」を育てること

私が親として、役割だなと思う事があります。

それは、子どもたちが「自分で現実に対応する力」を育てること。
もし、私がいなくても「生き延びられる」こと。

自分のことが何でもできるようになる!ということではなくて。

大災害が起きた時。
何かに巻き込まれた時。
日常のあれこれで危ない時。

私や、信頼できる大人がいない場面で、
遭遇することがあるかもしれない。

そんな時に、

「自分の感覚を元に判断し、行動できること。
そして、自分の命を守って生き延びられる」

この感性や、力を育てていくこと。
それが、私は、親の役割だと思っています。

子どもたちと出歩く時間は、
ほとんどが、あらゆるものとの付き合い方、距離感、リスクを、
一緒に観察したり、考えたりしている。

例えば、道を歩いていて、駐車している車の横を通るとき。
子どもたちがどれくらいの距離をあけて、車の横を通ったか。
その距離は、安全な距離なのか。
車の運転手には見えているのか。
急に動いたら、自分が歩いた場所は安全なのか。

1つ1つ、お話ししながら、質問しつつ、確認していきます。

毎日こういうことをやりながら、道を歩くっていうのが、
日常の母子(笑)
ちょっと変わっているかもしれないけれど(^^;)

わざと、少し距離を離れたり、見失わせたりすることもします。

子どもがどういう反応をするのか。
どういう判断をするのか。
確認します。

子どもにもどんな気持ちになったか、
こういう時、どうしたらいいのか一緒に考えます。
何が、自分の安心を作るのか、一緒に探していきます。

自然の中に身を置き、
観察して、そのことを自分の力で知る時間をとっても大事にしているし。

今あるものから、必要なものやほしいものを生み出すことを、
あそびの中で練習している。

私の言葉を信頼して、
離れていても心にいる母とコミュニケーション取れるように
信頼関係を築いてきた。

いくつかのおまじないのコトバを持っていたり、
1人になってしまっても心を落ち着かせられるおまじないも
何度も何度も練習してきた。

誰かの判断はしっかり聞いたうえで、
自分の心の声はどういっていくのかを。

どんな直感があるのかを、確認することを続けてきている。

もしもの場合、母の言ったことに「違う」と感じたら、
「違う」と言えること。

他人であったとしても同じ。
「違和感」はとても大事な感覚だと、体験から学んでいる。

自分の違和感を大事にし、
違和感の対応をしっかり扱えるようにし。

不安な時、自分に戻るために日々の出来事の中で作り上げていきている。

大好きな子どもたち。
彼らが、生き延びていけるように。
私は、「現実に対応する」その力を育てていく。
それが、私が行きついた、親の役割です。

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木村祐理

木村祐理

木村祐理(きむら ゆり) / Yuri Kimura /  自分であることが楽しくて、嬉しい。と、 あなたが、あなたでありがとう。が溢れた社会になるために、活動しています。

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