「何もしないをする」大切さ

一日で「何もしない時間」ってどれだけありますか?

「何かすること」に価値がある
いつの間にか、みんながそう信じ、
休むことに罪悪感や嫌悪感、下手したら恐怖を感じる人もいる。

いったいいつから
「何かすること」に価値がある
ようになったんでしょうね。

仕事や予定がいっぱい入っている手帳
おけいこや趣味で忙しい毎日
隙間時間も、あれこれ勉強し
「次は何をやろうか」と
TO DOリストをこなしていく。

こんな姿が、できる人!の姿であり、
成功者の姿なんでしょうか。

何かやらなきゃ
もっとやらなきゃ
休んでいる場合じゃない
時間がある限り、あれもやってこれもやって・・

充実した人生に見えるのかもしれませんが、
本当に、満たされた人生でしょうか?

「何もしない」をすること。
これは、今の時代、1つの勇気がいることかもしれません。

「何もしない」をすることが、とても大切なんです。
それは、なぜでしょうか。

あれやろう
これやろう
そうやって、動いている状態は、
自分の持て分だけ、何かを取り、持ち、入れている状態と同じです。
動いている分だけ、自分に何かが増えていく。
そんな状態です。

反対に、「何もしない」という状態は、
自分が何かを持つことも、取ることも、入れることも「ストップ」した状態。
自分の外側から、何か働きかけることをやめた状態なんです。

「何もしない」ということで、大事なことがもうひとつ。
「あれこれ考える」ということも、しない!ということ。

何かする!というときには、
必ず「頭」も忙しく、騒がしく動いています。
この状態は、たくさんの考えや迷い、不安や心配なども、どんどん生まれてきます。
これらも、一度やめる!ことができるのです。

自分の外側からの働きかけが、止まる。
その状態ではじめて、動き出せるもの。

それは、「自分の内側からの働きかけ」なんです。

自分の心
自分の体
自分の魂

自分の内側に耳を澄ますためには、
「何もしないをする」という静けさが必要になります。

静けさがあるから、
自分の内側から、自分の声が聞こえてくるのです。
自分の内側から、自分の声が出てくることができるのです。

「何もしない」をするということは、
自分の内側に、静けさをもたらす大事なこと。

静けさと共に生まれる「自分の中のスペース」は、
本当の思い、自分の真実があるはずです。

そして、ただ「今」という時を感じられる瞬間でもあります。

自分の内側に静けさが広がり
落ち着いた状態で、ただ今を感じる。

そこに、あなたの命のすべてがあるはずです。

The following two tabs change content below.
木村祐理

木村祐理

木村祐理(きむら ゆり) / Yuri Kimura /  自分であることが楽しくて、嬉しい。と、 あなたが、あなたでありがとう。が溢れた社会になるために、活動しています。

ABOUTこの記事をかいた人

木村祐理

木村祐理(きむら ゆり) / Yuri Kimura /  自分であることが楽しくて、嬉しい。と、 あなたが、あなたでありがとう。が溢れた社会になるために、活動しています。