「人のために何か役立つことをしたい」
という気持ち、
すばらしいですね。
「自分のことはどうでもいいから、
子供のため、
夫のため、妻のため、
家族のために、
頑張っている」
という人も多いのではないでしょうか。
でも、
子供のため、家族のためにと
頑張っているのに
家族が少しも幸せそうでなかったらどう感じますか？
それでもあなたは幸せですか？
人のためというのは
人が幸せになるために自分が役立っている
ということです。
そして、自分が役立つことで、
自分が認められた感じがする。
自分が生きている意味を感じる。
自分の存在価値を感じる。
ということ、
つまり、自分のためなんです。
例えば
花を育てている人がいます。
毎日せっせとお水をあげて
すくすくと育ちます。
花は、決して
水をくれてありがとう、とか
太陽にあててくれてありがとう、とか
言いません（笑）
でも、その人は一生懸命育てるんです。
それはなぜでしょうか。
自分が面倒を見ることで
きれいな花を咲かせることが
嬉しいからです。
すくすく育つことが
嬉しいからです。
嬉しい を感じるために
育てているんです。
頑張って育てていても
花が咲かないこともあります。
枯れちゃうこともあります。
そんな時は、がっかりしませんか？
こんなに頑張って世話したのに
ダメになっちゃった・・・
って。
ショックだし、
元気がなくなりますよね。
人と花を一緒にはできませんが、
大切なことは、
自分が喜びを見いだすことなんです。
花が育っても、
それに喜びを感じることができなければ幸せでないように、
人のためになったとしても、
それに嬉しさを感じることができなければ幸せではありません。
だから、人のために生きるなんてないんです。
「人のため」ではなくて、
人の役に立つことで、
自分の存在価値を感じるため、
喜びや嬉しさを感じるため、
なんです。
自分のために生きるんです。
自分のために一生懸命生きることが
生まれてきた意味なんです。
だから、
堂々と、自分のために生きていきましょう！
海野 純子
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