私は出戻り娘です。
離婚して、子連れで実家に居候している身分です。
フルタイムで仕事をしているので
年老いた両親に
子育てをまかせっきりでした。
保育園の送り迎えも両親が担当。
病気になって医者へ連れて行くのも両親が担当。
子供の面倒を見てくれる両親がいて
本当にありがたい、感謝の気持ちでいっぱい
であると同時に
わるいなぁ・・・
という気持ちもありました。
そんなとき、
いつも助けられたのが
子供の笑顔です。
息子がいるだけで、
家の中がぱぁーっと明るくなるんです。
私と両親だけのときにくらべ、
息子がいるだけで、
雰囲気がガラリと変わるんです。
笑いにあふれるんです。
両親も息子から
笑顔と幸せを受け取っていたんです。
確かにうるさいです（笑）
すこしは黙ってて！
ボリュームダウンして！
といつも言っています。
でもそんなのお構いなし。
「あのねー」
ってしゃべり続けます。
こどもは天使です。
ウソ偽りなく
正直で
素直で
純粋で
思いやりがあって
一生懸命で・・・
おとなが忘れている大切なことを
思い出させてくれる存在です。
私は子供が苦手でした。
だから、子供をもつまで
子供が天使であることに気づきませんでした。
子供が好きな友達はいましたし、
子供は天使だって言われていることも知っていました。
でも私には関係ないと思っていました。
だから、電車の中で子供と一緒になると
うるさいなぁ～
と思ったりしていました。
でもそれは当然のこと。
自分の子どもを持つまで
子供と関わる機会がほとんどなかったからです。
自分の子どもがはじめて、
といっても過言ではありません。
だから、知らないだけなんです。
保育園の建設を反対する近隣住民の方々も
子供たちと関わっていないから 知らないだけなんです。
電車の中でこどもを煙たがる人たちも
子供たちと関わっていないから 知らないだけなんです。
子供の笑顔がどんなに幸せを運んでくれるかを・・・
「子供嫌い」が「悪い人」なわけではありません。
「子供好き」が「いい人」なわけでもありません。
子供との関わりがあるかないかだけ。
知っているか知らないかだけ。
だったら私たちができること、
それは、いろんな場でこどもとおとなが関われるようになること。
私は息子をいろいろな所へ連れて行きます。
そしていろいろな人たちと関わる機会を持たせています。
（放し飼い 笑）
子供がその天使っぷりを発揮して
笑顔を振りまいて、幸せを運べるように。。。
海野 純子
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