子供の質問、あなたはどう答えますか?

「ねぇ、どうしてもう寝なくちゃいけないの?」
「どうして野菜を食べなきゃダメなの?」
「どうして学校に行かないと行けないの?」
「どうして勉強しないといけないの?」
「どうしておじいちゃん、死んじゃったの?」
「死んだら、どこに行っちゃうの?」

子どもと過ごしていると、こういう質問をされますね。

目に映ったもの。
聞こえてきたこと。

日常のあれこれの中で、ふと疑問に思ったことを聴いてくる。
子どもたちの、まっすぐで純粋な疑問。

子どもの質問、あなたはどう答えますか?

子どもが質問をしてくれるとき、
これほど大事な瞬間はありません。

今日は、子どもの質問について、かいていきます。

■子供が質問をしてきたときに大切なこと
子どもが質問してきたときに大切なことは、何でしょう。

正しい答えを教えてあげること?
きちんと説明してあげること?

いえいえ。
そうではありません。

一番大切なことは、一緒に考えてみることです。

質問するということは・・・

何か知りたいと思ったということ
何かに??と思ったということ
それって何だろう??と探究心が出ていること

なんです。

何かに興味を持ち、
どうなっているんだろう・・知りたいな。
この探究心こそ、物事を深く考えたり、捉えたりする大事なもの。

だからこそ、答えを渡すよりも、
一緒に考えながら、
子ども自身があれこれ考えをめぐらしたり、
イメージする時間をもたせてあげましょう。

探求することは、
1つの物事を色んな視点から考える力に繋がったり、
色んな角度から探ることで、
物事の本質を見出す力に繋がります。

これを1人でやるのは、限界があります。
誰かが、一緒にやってくれれば、視野は広がり、深まります。

どうして野菜を食べなきゃいけないの?

どうしてなんだろうね。

野菜食べたらどうなるんだろう。

野菜は、どんな食べ物なんだろうね。

食べたら体にはいいのかな?

体を助けてくれるのかな?

一緒に、どうなのかな?こうなのかな?

考えてみる時間。
その先に、辞書や検索ツールを使って、
調べてみるのも1つでしょう。

■あなたに答えを求める質問だったら・・
子どもの質問が、もし、あなた個人に向けられたものだったら・・・
その場合は、答えましょう。

しっかり考えて、しっかり自分の考えや言葉で答えていくのです。

先日、次男がこんな質問をしてきました。

「母はどうして、女がよかったの?」

えええええ!!
困ったな。
とりあえず答えちゃえ・・・というのはもったいない!!

この機会に、あらためて考えてみましょう。

あれ、私はなぜ女がよかったんだろう。
なぜ、女を選んで生まれただろう。

「・・・かわいいのがよかったからかな?」

そう答えてみたものの、
私も、イマイチしっくり来ない。

次の日、また同じことを次男が質問してきました。

「母は、どうして女がよかったの?」

・・・どうしてだろう。
どうして、女を選んだのかな。

「あ、それは、きっとあなたのお母さんになりたかったからかな。
女じゃないと、お母さんになれないでしょ。
母は、あなたのお母さんになりたかったから、女がよかったの」

言ってみて、わかることってありますね。

あぁ、そうかもしれない・・。

そう答えたら、今ある日常は、
私が望んだそのもので、
今、なんて幸せなんだろう。

そんな思いが溢れました。

子どもが投げかけてくれる質問は、
まっすぐで、そして純粋で、本質的なもの。

だからこそ、
まっすぐ受け止めて、
ゆっくりじっくり一緒に考えてみる。

そうすると、
あらためて自分の中の大事なものや、
自分が深く考えていなかったことが、
見えてくるかもしれません。

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木村祐理

木村祐理

木村祐理(きむら ゆり) / Yuri Kimura /  自分であることが楽しくて、嬉しい。と、 あなたが、あなたでありがとう。が溢れた社会になるために、活動しています。

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