子供の勉強ギライは『学校』と『親』がつくる。やる気を復活させるには。

勉強ギライは『学校』と『親』が作ります。

勉強ができるようになってほしいと望むあまり、
意図とは反対の方向に
誘導してしまっているのですね。

入学直前のピカピカの新1年生に
質問をすると
こんな風に返ってきます。

●頑張りたいことは何ですか?

べんきょう~。

しゅくだい~!

さんすう!!

ぜんぶ!!!

テスト~!!!!
この期待感 ♪♪♪
嬉しさとやる気が溢れています。

人間はもともと知的好奇心の塊です。
考える葦(あし)ですからね。
勉強というのは知的好奇心を
満たす行為ですから
本来、人間は勉強が好きなんです。

だから、入学前の子どもたちは
新しいことをたくさん教えてもらえる!!

という期待感で
いっぱいなのでしょうね。
ですが残念なことに、
この子たちの多くも
入学してしばらくすると
勉強がキライになっていくのです。
子どもたちは
「学校」と「親」の共同作業によって
勉強ギライにさせられていきます。
「学校」と「親」の共同作業!!

ことに、「熱心な先生」と
「熱心な親」の組み合わせは最悪です。

人間は、
コントロールされることに
拒否反応を示すので

ムリにやらされることは
嫌いになるものです。

もともと好きなジャンルのことでも
強制されると、イヤになるものなのです。

強制的に勉強をさせられていると
義務感や責任感で
成績の良い子になる可能性は
ありますが、

自ら学びたいと思う子には
ならないでしょう。

長い目で見たときに
子どもにとって必要なことは

その学年の問題が
解けることではなく

学ぶことの楽しさを
知っている人に育つことです。
もっと知りたいという
『意欲』を持ち
知識をスポンジのように吸収し
柔軟に対応できる、

『地頭の良さ』を持った人に
育つことです。

学ぶことの楽しさを
知っているかどうかは

成績が良いのと
イコールではないし、

宿題を進んでやるのと
イコールではありません。
主体的に学ぶことを
知っている子は
質の悪い宿題は嫌がります。
なぜなら、、、

つまらないから。。。

ストレスにさらされている脳は
成長が妨げられるので
強制する学習はほぼ意味なし。

効果なし。

多少計算は早くなるかもしれませんが
多くの場合、
意欲の低下を招くだけです。

『意欲』と『地頭の良さ』を優先すると、

学びは本人の興味を
刺激することから。

ゆったりとした環境の中で
興味のあることを楽しむ。

五感への刺激をともなう
様々な体験を積む。
小学生の間は、
そのような時間が

『意欲』や『地頭の良さ』の
土台となるのです、
子どもが勉強ギライになることは、
その子にとって、大きな損失です。

親としてできるのは
子どもを勉強ギライに
してしまわないことなのです。

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岩本真弓

岩本真弓

岩本 真弓(いわもと まゆみ) / Mayumi Iwamoto 個々の好きが全体に活かされている社会。 子どもたちがみんな幸せな社会。 自分らしさがかけ合わさることで輝きを増す社会。 そんなミライを創りたくて活動しています。

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