子どもから学ぶ「人がもって生まれた力」

子供は大人より未熟な存在。
まだ何もわかっていないから、ちゃんと教え込まねば!!

・・・それは、大きな間違いです。

子供たちは、まだ知らないこと、できないことはたくさんありますが、
私たち大人が忘れてしまっていることを、
たくさん教えてくれる存在です。

子供たちから学ぶことができれば、
大人である私たちは、自分たちがどういう存在なのかを
思い出すことができると思っています。

それは、子供たちから学べることは、
「人が持って生まれた力」が何なのか、だからです。

子供たちは、大人のようにお化粧をすることも着飾ることもできません。
たくさんの言葉を使いこなせるわけでもなく、たくさんの表現を使いこなすこともできません。
子供という存在は、
人という存在をそのまま現している存在でもあるのです。

>>感じるままに、ただ表現する
子供たちの心はいつも自由です。
感じたことを、感じたままに、言葉にします。
感じることに、良いも悪いもありません。
表現することに、配慮もありません。

自分が感じることに、自由でいるのです。
そんな子供たちを見ていると、どれだけ私たちが心に縛りをかけ、
他人を意識しすぎた表現をしているかが見えてきます。
感じることを、感じていい。
感じたことを、自分の言葉で現してもいい。
大人になった私たちが、一番難しくなってしまっていることではないでしょうか?

>>人生の主人公は自分である!
子供たちは、いつもリーダーです。
自分の興味があることに、どんどん向かいます。
やってみたことがないことでも、挑戦します。
たとえ、それが失敗しようが成功しようが、自分が納得するまでやり遂げます。

一度失敗したとしても、すぐに自分なりに改善し、もう一度やってみる!
自分の意思で動き出し、自分で決めて、行動する。
自分の人生を自分で進めていく。
それを迷い無く、体現しているのが子供たちです。
私たちは、どうでしょうか?

>>今を生きるということ
子供たちにとって、大事なものは「今」です。
後でね!という言葉に、もう反発するのが子供です。
当たり前ですね。
子供たちは、今を生きていて、今がすべてなのです。

今の積み重ねが、未来を生み出していく。
本来は、そうであるはずです。
私たちは、いつしか、未来を気にし、未来のために、先を考えて・・・
エネルギーを注ぐのは未来になってしまいます。
私たちが生きているのは「今」です。
確かに与えられている時間は「今」だけなのです。

いかがでしょうか?

子供たちからみえることは、
私たちの中にも本来あることのはずです。

大きくなるにつれ、
子供の自分を捨て去って生きることが
正しいことのように思ったかもしれません。

でも、それはどうでしょうか。

私たちにも、一人の人として生まれもったすばらしい力。
純粋な美しい力があるのです。

それを、子供から学ぶことができれば、
私たちの中に隠れてしまった本来の力が、
戻ってくるはずですよ。

The following two tabs change content below.
木村祐理

木村祐理

木村祐理(きむら ゆり) / Yuri Kimura /  自分であることが楽しくて、嬉しい。と、 あなたが、あなたでありがとう。が溢れた社会になるために、活動しています。

ABOUTこの記事をかいた人

木村祐理

木村祐理(きむら ゆり) / Yuri Kimura /  自分であることが楽しくて、嬉しい。と、 あなたが、あなたでありがとう。が溢れた社会になるために、活動しています。