元ウルグアイ大統領 ホセ・ムヒカ氏をご存じですか。
１国のトップ、大統領にまで上り詰めた人物にもかかわらず、
質素な暮らしを続けていることから
世界でもっとも貧しい大統領 と言われていました。
彼が世界中で注目されるようになったのは
2012年6月、ブラジル、リオデジャネイロで行われた国連会議
「持続可能な開発会議（リオ会議）」でのスピーチ。
https://www.youtube.com/watch?v=heXus7A7Q_Y
ここでは、
大量生産、大量消費社会についての疑問を投げかけています。
加えて、私がググっときたスピーチがあります。
2014年12月、エクアドルで開催された南米諸国連合会議での
スピーチです。
ここで、ホセ・ムヒカ氏は言っています。
「人生というものは刻一刻とあなたから逃げていきます。
でも足りないからと言ってスーパーで追加の人生を買うことはできません。
だから、人生を生きるために闘ってください。
人生に中身をあげてください。」
「あなたは、自分の人生の方向性をある程度決められます。
自分の人生の道を切り拓いていけるのです。」
「マーケットに自分の命を売り、必要でもないものを買いあさり
ローンを支払いながら人生を過ごしていたら
あっというまに老人になってしまいます。」
「あなたの存在に中身を与えてください。
このことを意識的にしない限り
あなたの中身はまた新しいゴミを買うためのお金に変化してしまい
悪循環にはまり
それはあなたの人生の最後まで続きます。」
ムヒカ氏は
自分の人生の時間を何に費やすのか、
を問いかけています。
私たちは、いずれ死を迎える。
それを知っているはずなのですが、
意識していないのです。
人生で大切なのは
いずれ無くなることが確実な
時間なのです。
意識の方向性を
「死」
にする事で
人生の時間
大切に感じるように
なるのではないでしょうか。
自分が費やしたいことに
時間を使った人生をいきると
本当の豊さが
手に入るのです。
お金がなかったら？
食べていけないでしょ・・
という疑問もあるでしょう。
心の豊さを手に入れた人は
生きる力を
すでに持っているのです。
わずかなお金でも
生きる力が。
それに、
お金以外の頼れるものが
周りにたくさんあることでしょう。
モノに囲まれた自分と
愛に囲まれた自分を
想像してみて下さい。
どちらが
幸せを感じますか。
答えはありません。
どちらを選択するのかは自由です。
※参考文献：世界でもっとも貧しい大統領 ホセ・ムヒカの言葉（佐藤美由紀著・双葉社）
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海野 純子
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