学歴では人生の選択肢は広がらない

わたしは、国立大学出身ですが、

学歴を生かすことなく過ごしてきて、

 

6年前にU-CANで勉強して

国家試験を受け、保育士になりました。

 

保育士を目指すことは、

過去に楽天のネットショップを

オープンしたときよりも

ハードルの高い挑戦でした。

 

なぜなら、よく考える時間があったから。

そして、今までにない選択肢だったから。

 

公立の進学校から国立大学に進んだ学生のころの私には

保育士になるという選択肢はありませんでした。

 

学校では周りに保育士になる人はいなかったし、

就職活動をして企業に就職するか、

公務員になるかしか

思い浮かばなかったような気がします。

 

就活してなんとなくソフト会社に就職が決まり

SEとして仕事をしました。

 

もちろん、多くのことを学ばせていただいたし、

楽しかったですし、夫にも出会えたし、

それはそれでもちろん良かったのですが、

自ら「選んだ」という感覚はなかったのです。

 

よく、どうして勉強した方がいいのか?という問いに

「選択肢を増やすため」という答えがありますよね。

 

だから、勉強はできないよりもできた方がいいと。

それは、本当だけれども、本当ではない。

 

確かに、勉強ができれば、

進学できる先や就職できる先が増えると

感じるかもしれません。

 

けれども、それを選ぶ本人に

柔軟な考えと

心の声を聴く力がなければ

いくらそれなりに勉強ができても

選択肢は広がらないんです。

 

選択肢を増やすには柔軟な考えと

心の声を聴く力が必要なのです。

 

柔軟な考えを持ち心の声を聴けなければ

周りの状況に流されて

多くの選択肢を無いものとしてしまうのですね。

 

保育士という選択肢を最初から持たなかった

かつての私のように。

 

育児や家庭生活への行き詰まりから

生き方を見つめたわたしは、

心の声を聴けるようになって、

将来のことも考えるようになって

 

流れや勢いではなく、地に足をつけて

「保育士を目指そう」と決めることができました。

 

尊敬して憧れた職業に、努力してなれた。

 

ネットショップをやったことよりも

保育士としてお仕事できていることこそが

自信のなかった私に

自信を与えてくれたと思います。

 

「自信」は「自分で決めた」ことを

「やってみる」と生まれるのです。

 

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岩本真弓

岩本真弓

岩本 真弓(いわもと まゆみ) / Mayumi Iwamoto 個々の好きが全体に活かされている社会。 子どもたちがみんな幸せな社会。 自分らしさがかけ合わさることで輝きを増す社会。 そんなミライを創りたくて活動しています。

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