自分を責めてしまうあなたへ

わたしは家事が苦手です。

無意識に「家事の苦手な専業主婦なんて、

存在価値がない」と強く思っていたので

 

自分のことを主婦として失格だ、と

ずっとずっと責めていました。

 

そのダメな部分を

何とか並のレベルにしなくては!と思い

 

片付け本を読んだり、

時間管理の知識を勉強したりして

ジタバタ頑張っていました。

 

だけれども性分というのはあって、

人間だから得手不得手があるのです。

 

苦手なものは苦手。

好きでないものは好きではない。

 

だから当然、成果は出ず、

「やっぱり私ってダメだ」と毎日毎日

自分にガッカリしていたのです。

 

毎日ね。

 

でも、ようやく

「家事が苦手な自分」を

受け入れられるようになりました。

 

家事が苦手なのがわたし。

しょうがない。と。

 

家事ができる自分になるのをあきらめたんです。

 

不完全である勇気を持ったんです。

 

家族にも、告白しました。

「お母さんは、家事が好きではないねん。

家族のお世話をして、喜びを感じるタイプじゃないねん。

できればやりたくないと思ってるねん。」と。

 

そして、お願いしました。

「だから、一緒にやってください。」と。

 

そうしたら、食洗器が導入され、

ルンバがやってきて、

ガス衣類乾燥機も設置されて

家事量が激減。

 

家電が頑張ってくれるようになった上に、

土日のご飯は当番制になりました。

 

散らかるのも、あるレベルに達すると、

夫も自ら片づけてくれることも分かりました。

 

自分を責めるのはやめて、

現状の自分を受け入れたら

手が打てた。

 

家族は喜んでやっているわけではないけれど、

自分を責めていたときより

家庭が平和になりました。

 

自分へのいらだちからの八つ当たりも

減って家族に優しくなり、

夫への感謝の気持ちは今まで以上に

あふれるようになりました。

 

家族のために、

主婦である私がちゃんとしなくちゃ、と

ぎゅーっと握りしめていたものを手放した結果

家族の笑顔が増えた。

 

さらに、驚きの変化がありました。

 

「わたしは整った空間の方が好きだから

自分のために家も生活も整えたいな ♪」

 

という気持ちがゆっくりと湧いてきたのです。

 

片づけの動機が

「ダメな部分を何とか並のレベルにするため」から

「心地よく過ごすため」に変わったのです!!!

 

わたしにとっては感動的な変化です。

 

自分を責めるのは

自分ではない憧れの誰かになろうとしているということ。

 

現状の自分を受け入れる勇気を持てば

責めているときよりも現実的な手が打てて、

よりよい今になりますよ。

 

必要なのは、不完全である勇気です。

ダメな部分は愛しい部分

ダメな部分は誰かへの優しさになる

だから、愛しい部分を無くさなくていいのです

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岩本真弓

岩本真弓

岩本 真弓(いわもと まゆみ) / Mayumi Iwamoto 個々の好きが全体に活かされている社会。 子どもたちがみんな幸せな社会。 自分らしさがかけ合わさることで輝きを増す社会。 そんなミライを創りたくて活動しています。

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