自分の意思で行動する子どもを育てる方法は?
その答えは・・・
「あなたは、どうしたいの?」
とってもシンプルに言えば、
この質問が、いつも関わりの中心にある日常です。
子どもの大人も、基本的には同じですが、
子どもの育ちの中で見えたことがたくさんあります。
私の質問ぐせで育つ息子達。
二人とも、生まてすぐから、問いの中で育っています。
わたしの職業病といえば、そうなのかもしれませんが・・・。
長男が2歳の時のこと。
問われて全部答えられるわけではない。
★何食べる?
★誰と寝る?
★どこ行きたい?
★何が楽しかった?
★今日はどんな一日だった?
こんな問いが日常的にありました。
こんなシンプルな質問ならば、すんなり答えてくるけれど。
★○○をして、どんな気持ちだった?
★今どんな気持ちがあるの?
というような質問には、全然答えがかえってこなかった。
「え~、え~っとね~、何?」
こんなフレーズで返ってくる(笑)
まだ探りきらないのか、
あてはまる言葉がみあたらないのか。
質問しても、こちらが望んでるような答えなんて、
全く帰ってこない時期。
0歳からやっていると、3才近くまではそんな時期が続く。
でもね。
実は、答えは返ってこなくてもいいんです。
問いの一番大事なことは、
質問をきっかけに、
自分の内側に目が向いて、
ことばを探したり、
気持ちを味わったりすることが大切。
問いからはじまる、
探究のプロセスが一番大事。
出てきた答えが大事なんだ!!!
ってわけじゃないです。
そして、いつか言葉で伝えてくる日がくる。
1歳の時。
今日はどんな一日だった?という質問に、
ほとんど答えられなかった長男。
2歳には、一人で10分ぐらいは、話すようになっていt。
…今日一日のあれこれについて(笑)
目の前に現れるまで、時間差がある。
4歳には、自分の気持ちを言葉にするようになり、
自分がどうしたいかを伝えてくるようになった。
6歳には、自分のやりたいこと、
それをやるために必要な交渉をするようになり。
7歳では、
それを誰にでも関係なく、
自分のやりたいことをやるために、
国籍や言語なんて関係なく、
必要なコミュニケーションは全部言葉を使って、
相手に届けていくし、相手の感情や状態も全部キャッチできている。
大事なのは、質問をきっかけに、
「自分自身に目が向く」という行動。
行動の積み重ねが、人の習慣となります。
「自分の意思」を常に自分が自覚して、
それを表現すること、
そして、自分の意思から行動する。
そのことこそが、
自分の意思で行動する子どもになる!って、ことなんですよね。

木村祐理

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