自分で選ぶ人生をはじめる小さな1歩

自分で選ぶ人生をはじめる、というのは
行動の責任を自分で持つということ。

もう少しくだいて言うと
能動の責任
受動の責任

を意識すること。

例えば、あなたが電車に乗っていると
大声で話す迷惑なグループが
次の駅で乗ってきました。

あなたはどう感じて
どう行動しますか?

・うるさく感じて、静かにしてほしいと
要望を伝えますか?

・この車両は大声OKだと感じて
自分も大声で話しますか?

・うるさいけれども、そのまま耐えますか?

この、

・注意をする
・大声で話す
・耐える

が自分がその場で積極的に行う行動
つまり、能動の責任においてする行動です。

行動の責任を持つと聞くと、
この「能動の責任」の方が
イメージされると思うのですね。

相手に注意をしたり、

自分が耐えるという行動は
相手と戦って勝つか負けるか
という発想でもあります。

では、「受動の責任」というのは何かといいますと、
その影響を受け続けるかどうかを選ぶという責任です。

自分のいる環境がうるさく不快な場合
その場所に居続けるかどうかは自分で選ぶ。

この場合でしたら、
車両を移る、という行動をとる
こともできるはずです。

不快うるさい状況に居続けるのか
違う環境に移るのかを
自分で選んでいるということです。

 

☆~☆~☆

 

困難な状況に陥ったときに
どうするか、の対応は
逃げるか逃げないか、の2択だと
思いがちですが、

本当は、3択です。

・逃げずに立ち向かう(手を打つ)
逃げずに陥り続ける(手を打たない)
・逃げる

『逃げてはいけない』という意識が
強すぎて、逃げられないことは多いです。

でも、立ち向かうこともできない。

結果、多くの場合
「逃げずに陥り続ける」状態の中で
問題は大きくなります。

我慢して居続けるのは
「立ち向かっている」のではなく
「陥り続けている」、です。

例えば、
・ブラック企業に就職してしまったとき
・いじめにあったとき
・育児疲れ
・介護疲れ

全部同じ構造で、問題は大きくなります。

現状を変化させられるのは
「立ち向かう(手を打つ)」か「逃げる」か
のどちらかなのに、

どちらも選べなくて
『逃げずに陥り続け』てしまう。

受動の責任を意識すると
その状況から逃げること、
不快な状況を続けないこと、が
自分の責任においてできるのだと分かると思います。

ブラック企業に入ったとしても
そこで得られるものだけ得て
危ないと思ったら、
「逃げる」か「立ち向かう」を選ぶ。

「立ち向かう」というのは
相談窓口に連絡して、
助けを借りて対応するとか
そういうことです。
『無理』だと言い、助けを求めることも
現状を変化させるために
「立ち向かう」ということです。

自分で選ぶ人生をはじめる小さな1歩、

それは、その場に居続けるのかどうか
その状況を続けるのかどうかを、
受動の責任を意識することです。

The following two tabs change content below.
岩本真弓

岩本真弓

岩本 真弓(いわもと まゆみ) / Mayumi Iwamoto 個々の好きが全体に活かされている社会。 子どもたちがみんな幸せな社会。 自分らしさがかけ合わさることで輝きを増す社会。 そんなミライを創りたくて活動しています。

ABOUTこの記事をかいた人

岩本真弓

岩本 真弓(いわもと まゆみ) / Mayumi Iwamoto 個々の好きが全体に活かされている社会。 子どもたちがみんな幸せな社会。 自分らしさがかけ合わさることで輝きを増す社会。 そんなミライを創りたくて活動しています。