どれだけ精いっぱいやっていても、
子どもが愛情不足になることはあります。
大事に大事にってやってきても、不足しちゃうこと。
誰だってあることです。
大事なのは、完璧にやることよりも、
ちゃんと子どもの状態を見れて、
SOSが出たらキャッチすること。
愛情不足の子供達は、必ずSOSを出します。
私がフリースクールで、0-12歳の子どもたちと接していて、
愛情不足になっている子どもたちが、教えてくれたSOSです。
愛情不足のSOSは、こんな感じで現れることが多いです。
◆落ち着かない
◆人のものを奪う、離さない(イヤイヤ期が終わるまでは、当てはまりません。)
◆自分を傷つける
◆困らせる行動をして注意をひく
◆怒りっぽい、イライラしている
◆他の子をいじめる
◆感情表現がなくなってくる
◆安心する大人から、離れなくなる
などなど。
ちょっとしたサインで出てくることが多いのです。
そんなサインが出て来たら、
あたたかい大人が、一緒に子どもたちを包んであげたら、
子どもの愛はしっかり満たされて、安定していきます。
それは、親じゃなくてもいいんです。
おじいちゃんでも、おばあちゃんでも、
ご近所さんでも、ママ友でも、保育園の先生でも
ようちえんの先生でも、学校の先生でも、
通りすがりのあなたでも。
たから、愛情不足の子がいたら、
私たち大人は、自分に溢れる愛で包んだらいいんです。
優しいまなざしで見守ったり
あたたかい声をかけたり
手を差し伸べたり
大丈夫、大丈夫って包んり
誰の子どもであろうとも、できることがあるならば、やったらいいんです。
でもね。
子どもが愛情不足のSOSを出すって言うことに
隠されたもう一つのSOSがあるんです。
それは、
子どもが愛情不足っていうことは、
お母さんが愛情不足に陥っている可能性があるSOSなんです。
特に小さなお子さんをお持ちのお母さんが多くなるかもしれませんが、
お母さん自身が愛情不足になってしまっているSOSの時があります。
お母さんが、子どもへの愛が足りない、できてないんじゃないんです。
一生懸命、精いっぱいやってる。
大事にしたい、包みたいと思っているのに、
子どもに与える愛が足りないんです。
お母さんの愛が、すっかすかに、不足するまでになっている。
(お父さんのば場合もあります)
子どもがいつも愛いっぱいで過ごす為に、
お母さんが、いつも愛で溢れている状態に、お母さんを戻してあげること。
実は、とっても大事なことなんです。
やわらかく、おだやかな、あたたかい笑顔が、自然と溢れてくる。
そんな状態が、お母さんの中に戻ってこれるように、
お母さんをサポートしてあげること。
愛情不足の子供のSOSには、お母さんのSOSが隠れている可能性があるから。

木村祐理

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