「こんなにあなたのことを思っているのに、なぜわかってくれないの?」
「こんなに相手のためにやっているのに、なぜ認めてもらえないの?」
「こんなに家族のためにやっているのに、なぜ応えてくれないの?」
「こんなに会社のためにやっているのに、なぜ報われないの?」
こんな言葉が、自分から出ていませんか?
これらが出てくる状態。
それは、人にために自分を犠牲にしてしまっている状態かもしれません。
いわゆる「自己犠牲」です。
自己犠牲をしてしまっていたら、
自分がとても苦しくなります。
それはなぜでしょうか?
何かを我慢している場合が多いからです。
自分が本当はこうしたい!のに、でも相手を思ってやめておこう。
自分はしんどいのに、でも、家族のためだからやらなきゃ。
自分が疲れているのに、会社のためにがんばらなきゃ。
ささげても、ささげても、かえってこない。
やればやるほど、自分が疲弊していく。
この状態が続くと、
人間関係や、仕事、あらゆることに疲れてしまいます。
ひどい場合は、無気力になってしまうのです。
よかれと思ってやってしまっている場合もあるでしょう。
それが、人の為だと教えられて育っている人も多いからです。
また、自分より、相手を大事にしなきゃ!
そう信じて育ってきている人もいるかもしれません。
私たちは、なぜか大事にする対象が、
自分<他人
になってしまっているようなのです。
それが「優しい人」と思われてきたようですが、
本当にそうなのでしょうか?
自分を犠牲にして、誰かのために尽くす。
その状態は、自分を犠牲にしている人にとって、心地よく、幸せなものでしょうか?
自分を大事にしていること
自分を愛していること
自分にやさしく在ること
自分が幸せであること
そんな心と体の状態があって、
はじめて、自分以外の人にやさしく在れるのです。
本来は、自分が先。
自分がいっぱいいっぱい満たされていて、
溢れた分が、周りに流れ出していく。
この流れ出したものが、
自分以外の人へ優しさが届くということなのです。
自己犠牲をしている限り、
あなたが本当に望んでいる
目の前の人の笑顔や幸せには、繋がらない。
自分がつらくて、苦しくて、枯渇しているまま人にかかわると、
反対に、相手の大事なものや心地よさを奪っちゃう可能性もあるのです。
だからこそ。
自分が先。
自分=他人
このバランスで、人とかかわること、何かすることが、
大事なことですよ。
人のためという自己犠牲、やっていたとしたら・・・
一度、やめてみましょう。
自分を優先して、いい。
自分を後回しにしなくても、いい。
それは、人にやさしくしていないわけじゃない。
もっと、自分を大事に、一番にしてあげていいんです。

木村祐理

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