発達障害の原因は?親なのでしょうか。

発達障害の原因は何でしょうか。
親なのでしょうか。
いいえ、違います。

発達障害は社会が作る。

不登校も社会が作る。

私は、そう考えているのです。

不登校になるお子さんは

発達が凸凹していて

好き嫌いがはっきりして

おられることが

多いのではないかと思います。

好き嫌いがはっきりしていること、

嫌なものはイヤだと意思が強いこと

それらが学校生活を

難しいものにするのでしょう。

だから、嫌なことを

ガマンしてできるように

無理やりやらされることを

受け入れられるように

矯正していけばいいのでしょうか。

ぜったい違う!!!!!

と私は思います。

好き嫌いがはっきりしていること、

嫌なものはイヤだと意思が強いこと

これの、どこが悪いの?

発達障害と診断されるお子さん

とても増えているけれど

その子に合った教育環境を

準備できてない、

社会の未熟さの方が問題で

好きなことを好きなだけしたい

嫌なことはやりたくない

自分で決めたい

この、純粋な思いの

どこにも問題はありません。

発達障害という概念は

あてはめたい枠があるから

生まれると思うのです。

枠は大人の社会が

勝手に作ったもので

自然そのものの子どもには

もともと関係ない。

自然の中で過ごしたら

障害どころかヒーローになる

可能性は大いにあって

プライドの高さや

こだわりや

独特のものの見方も感じ方も

そのままで過ごせる環境さえあれば

問題になんてならない。

環境を用意できず未熟なのは

社会の方。

合わせられない子どもが

未熟なんじゃなくて

社会が未熟なんです。

不登校もそう。

学校に行かないとして

どうしてそれが問題になるのか。

その他の選択肢が

公教育で用意されていないからです。

子どもは多様なのに

(大人もですが)

1つのパターンの教育手法で

全員をカバーできるわけがない。

座っているのが苦痛な子がいたら

落ち着く年齢までは

座る必要のない教育が選べれば

問題にならない。

学校で受け身で学ぶことに

意味を見いだせない子がいたら

主体的な学びのサドベリーや
モンテッソーリ教育が
選べればいい。

それも違うと感じる子は

ホームスクーリングが

制度として選べれば

学校に行かないことは

問題にならない。

座っているのが苦痛な子は

だいたい、発達障害かグレーゾーンとされて

支援学級の情緒クラスや

通級指導教室に行きますね。

うちの三女も

通級に通っています。

通級指導教室は楽しいようで

本人が気に入っているので

いいのですよ。

でもね、普通とそれ以外

という枠組み、

気に入らないのですよね。

教育制度が子どもの多様性に

対応できていないから

発達障害という概念でまとめられている。

現状、教育は1択。

その1択に合わないことを

社会が問題視するから

親は必死に子どもを合わせようとし

はみ出る力の強い子は

虐待にまで発展しやすい。

問題なのは

1択に合わせられないことじゃなくて

1択しかないことです。

オランダには

どんな選択肢があるのか

見てきますね。

日本では、制度として

選択肢が増えるには

時間がかかるのかな、と思います。

だから、せめて親である私たちは

『1択に合わせられない

子どもが問題なんじゃない』

『1択しか用意できていない社会が

問題なんだ』

ということを

心の芯に持っておきたいのです。

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岩本真弓

岩本真弓

岩本 真弓(いわもと まゆみ) / Mayumi Iwamoto 個々の好きが全体に活かされている社会。 子どもたちがみんな幸せな社会。 自分らしさがかけ合わさることで輝きを増す社会。 そんなミライを創りたくて活動しています。

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