学校に行きたくない~腹痛は突然でした~

登校前にお腹が痛くなったのは、
今から2年前。

いい先生に恵まれ、友達にも恵まれ
楽しいと言って元気に帰ってくる、
そんな毎日でした。

腹痛は
突然やってきたのです。

トラブルなんて、何もないように
思えました。

それでも、お腹は痛くなって、
欠席する日が出てきました。
行こうとするのに
動けなくて体調が悪くなる。

でも、親のわたしは
「明日は行くわ!」という言葉を
信じて、毎朝、期待するのです。
行くと言ったなら、行ってほしい。

自分の決めたことに
責任を持てる子になってほしい。

だから、お腹が痛くて
休む日はすごく嫌でした。
機嫌、悪かったと思います。
行くと言った日は
行ってほしかったんです。

時間が過ぎて欠席と決まったら
体調がよくなることにも
腹がたちました。
心理面だから、そんなもんだと
分かっていはいても、
穏やかにはいられませんでした。

その頃のことです。

『お母さん・・・死にたい・・・』

そう、娘が言ったんです。
行かなければならないのに
行けない自分。

行くと言っておきながら
動けない自分。

そんな自分を、本人が一番
責めていたのだと思います。

「死にたい」という言葉の裏にあるのは

苦しい
助けて
どうしていいか分からない

だったのかな。

娘が「明日は行く」というのは
私のプレッシャーが
言わせていたのでしょう。

「明日も休む」なんて言ったら
わたしが悲しむから、
行こうとしてくれていたのでしょう。

悲しませたくないから。

そんな理由では
「明日は行く」と言っても
身体が拒否して結局行けない。

悪循環でした。

子どもは、子どもだから
親が自分のせいでしんどくなっていたら
しんどいのですよね。

なんとかなるよって
思っていてくれないと
安心して進めないのですね。

学校へ毎日行かなくなるとき
生活は一気に不安定になります。

その不安定さに耐えられず
わたしはどこか
逃げようとしていました。

あの一言は
刺さりました。

逃げているわけにはいかない。
覚悟を決めなくてはいけないのだろうな。
そう思いました。

学校に行きたくない②~理由はシンプルでした~
に続きます。

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岩本真弓

岩本真弓

岩本 真弓(いわもと まゆみ) / Mayumi Iwamoto 個々の好きが全体に活かされている社会。 子どもたちがみんな幸せな社会。 自分らしさがかけ合わさることで輝きを増す社会。 そんなミライを創りたくて活動しています。

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