不登校で勉強が遅れています。どうすればいいですか?

不登校の不安のひとつに

勉強のことがあると思います。

 

学校にずっと行かなかったら

ついていけなくなる。

 

どんどん進んで

取り返しがつかなくなる。

 

今回は、そのご心配の声に

お答えしようと思います。

 

小学生の不登校のお子さんが

いたとして。

 

心配になる教科といえば

算数でしょうか。

次に漢字。

 

九九だけは、どこかの段階で

覚えるほかないですが

 

それ以外の小学校で習う算数は、

実は、ぜんぶ飛ばしても

後で余裕で追いつけます。

 

分数ができないとか、

小数ができないとか

割合が分からないとか、、、

 

大丈夫です!

 

やる気になった時点で追いつけます。

中学に入ってからでも。

中3になってからでも。

 

 

小学校で長い長い時間をかけて

習っていることは

実は、そんなに大層な量ではありません。
(先生スミマセン)

 

確かにつまづきポイントは

いくつかあって、

子どもたちが混乱したり

しゅーんとなる単元はあります。

 

それは、その年齢での理解が

その子にとって難しいだけで、

時がたてば、すんなりと分かることが

ほとんどなんです。

 

1年後やってみると

なんであのとき分からなかったのか

不思議に感じるくらい

すんなりと理解できたりするのです。

 

だから、さあやろう!と思ったときには

あっさり短時間で追いついちゃうのですよ。

 

 

 

私が大学生のころ。

塾の先生をしながら、

家庭教師もやっていました。

 

中学3年で、

分数や小数の計算ができなくて、

数学がちんぷんかんぷんな男の子の

家庭教師をしたことがあります。

 

Aくんとしましょう。

サッカー少年でした。

 

Aくんは不登校ではなく

学校にふつうに行っていたけれど

数学がちんぷんかんぷんでした。

 

(つまり、学校に行っていれば

できるという訳でもない)

 

Aくんは、その後、

どうなったと思いますか?

 

中3の春には分数小数できない

ピンチの状態でしたが、

 

受験本番の3月には

数学ができる科目になっていました。

 

わかるわかる~ってスイスイ。

 

そして、

部活が強くて家からも近い

希望の公立高校に合格し、

 

高校では

数学がだんとつの得意科目になり

就職で推薦を受けることができ、

半官半民の大企業に就職したんです。

 

 

「数学が得意っす」と

高校生になったAくんから聞いたときは

嬉しかったなぁ。(懐かしい)

 

べつに、わたしは、

スーパー家庭教師ではありません。

 

ただ、これだけを伝えていました。

 

分数や小数なんてやり方だけだから、

今(中3の春現在)できてなくても

すぐできるようになるから大丈夫。

 

数学って面白いよ。

 

やり方だけ分かったら

どんどん解けるようになるよ。

 

そんなことを話しながら

一緒に勉強しただけです。

 

何が言いたいかというと

小学校行かなくても、こんな風に

勉強はなんとかなりますよー、と

いうことです。

 

意欲さえあれば。

 

本人が学びたいとさえ思えば。

 

もともと人は上昇志向で

学びたい生き物なので、

疲れさえとれて、ストレスがなければ

学びたくなるはずなんです。€

 

だから、学びたい欲が出てくるくらい

元気になるまで、

元気の蓄えに専念しましょう。

 

不安をあおる言葉がけはやめてね。

元気を奪ってしまうので。

 

・勉強しないと困ることが起きるとか

・学校行かないとあとで困るとか

言って脅さない方が

結果的に子どもが学習に向かいやすくなります。

 

人間は学びたい生きものだということを

忘れずに見守れるといいですね。

 

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岩本真弓

岩本真弓

岩本 真弓(いわもと まゆみ) / Mayumi Iwamoto 個々の好きが全体に活かされている社会。 子どもたちがみんな幸せな社会。 自分らしさがかけ合わさることで輝きを増す社会。 そんなミライを創りたくて活動しています。

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