不登校の悪いイメージはどこから来るのか

不登校には悪いイメージがあります。

触れてはいけないほどの
大きな問題だと捉えられ

一般的に何とかして
解決すべき大問題として語られます。

何が原因で不登校になるのか
原因探しに必死になります。

・学校の環境、
・友だち関係
・学習の遅れ
・家庭環境
・本人の性格

など、原因と考えられるものも
多岐にわたります。

ここで、あえて聞きます。

不登校は、本当に
解決すべき問題でしょうか?

学校に行っていないことが、
どうして問題なのですか?

学校へ行く目的は2つです。

「学習」と「コミュニケーション」。

その2つがカバーできるのなら
学校でなくてもいいのです。

今の時代、学習はインターネットを使えば
動画や教材はいくらでもあるし
自習での習得は簡単です。

2つ目のコミュニケーションについては
どうでしょうか。

自宅に引きこもってしまったとします。
誰にも会わない、話さない、遊ばない、
こうなってしまうととても心配です。

でも、引きこもっている間に
インターネットで趣味の友人ができたり
思想の合う異年齢の誰かと
繋がることはできます。

コミュニケーションを取れなくなるのは
他者への信頼がないからです。

誰も分かってくれない。
自分のことを理解してもらえない。

その疎外感の積み重ねが、
人との関わりから遠ざけているのです。

不登校の子どもが
同年代の子どもたちより
考え方が大人びていたり

興味のある対象が、
マニアックだったりすると

学校では、
自分の想いは分かってもらえない
自分は理解されない、

という思いが日々募ります。

でも、インターネット上で
話の合う誰かとつながることができたら

学校には理解してくれる人は
いなかったけれども、

世の中にはいるのだ、ということを
経験できます。

この経験こそが、
コミュニケーションの土台になります。

学校のような同年代のせまい世界にいるよりも
年齢や文化が多様な人と出会っていく方が
コミュニケーションはより育つといえます。

学習、コミュニケーションの両方を
クリアできたなら、学校の意味はない。

それなのに、なぜ、
不登校は問題だと強く思われるのか。

おそらく、皆、魔法にかかっているのです。

魔法のせいで、

・学校に行かないと大変なことになる

・学校に行かないと将来困る

・学校に行けない人は社会生活を送れない

と思いこんでいるのです。

魔法にかけられて

学校のある日に
学校に行かずに楽しんではいけない
と思い込んでいるのです。

本当は、平日家にいる時間と
日曜日に家にいる時間は同じです。

魔法のせいで
きゅっと縛られた時間に
感じているかもしれないけれど

魔法が解けたら、きっと

平日の家にいる時間は
自分の時間なんだと
ハッと気づくのです。

魔法が解ける瞬間は
きっともうすぐ。

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岩本真弓

岩本真弓

岩本 真弓(いわもと まゆみ) / Mayumi Iwamoto 個々の好きが全体に活かされている社会。 子どもたちがみんな幸せな社会。 自分らしさがかけ合わさることで輝きを増す社会。 そんなミライを創りたくて活動しています。

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