「刷り込み」という言葉でググると
恐ろしい、洗脳、まちがっている
というような記事がたくさん出てきます。
こわ～い (＠_＠;)
でも私は思うんです。
確かに
「刷り込み」って
あまりいい言葉に聞こえません。
だけど、
私たちが教育で刷り込まれたこと
全てが悪いわけでもありません。
日本が安心でキレイだと言って
多くの外国人観光客が来るのは
ごみはゴミ箱に捨てるものだ
待つときは列になって並ぶものだ
など
私たち日本人が刷り込まれた道徳があるからです。
だって・・聞いてくださいよ！
アフリカにいたとき、
ごみはゴミ箱に捨てるものだ
なんて考えはこれっぽっちもありません。
だから、ゴミはそこらじゅうに散乱していて
環境や衛生面で問題になっています。
しかし、
私たち日本人が、どんなに
ごみはゴミ箱に捨てるものだ
と言っても
全く通じないのです。
途上国あるあるです（笑）
そういう意味では、
刷り込まれたおかげで
今の日本がある
というのを知っておくのも大事です。
刷り込み教育は、
かつての日本では、合っていたのかもしれません。
戦争
高度経済成長
という大きな歴史の流れの中で
ある程度流れを誘導しないと
氾濫してしまう可能性があったからです。
でも、今は違いますよね。
多様化、グローバル化
の中では、
水の出口を多数用意する
「ざる」
のようなものが必要なのかもしれません。
多数の選択肢があって
その中から選択する
選択力
が必要な時代なんですね。
個人個人それぞれが選択し
自分らしい人生を生きる環境をつくる
のが
今の教育に求められていることです。
正しいのは「これ」です、と
他人から与えられるのではなく、
自分にとって何が正しいのかを
見つけられるようになることが
求められているんです。
例えば、
1+1＝２ ですね。
でも、「２」が答えになる方法はたくさんあります。
どんな方法があるのかを知り、
自分が最も好きな方法で「２」
という答えを出せればいいのです。
さらに、
２という答えを出す方法
だけでなく、
どんな答えを出せるようになりたいか
を見つけることも
教育に求められているのです。
これからの教育でも刷り込みは有効です。
何を刷り込むのかというと
「ありのままの自分でいい」
ということです。
子供に最も必要なことは、
自分の存在価値を認めることです。
自己肯定感を持つことです。
自分という存在に価値がある
と思えるようになることなんです。
なのに、大人たちは
何ができる、
何ができない、
でこどもを測ってしまいます。
「できる」「できない」
で測るようになってしまうと
何もできない＝存在価値がない
ということになってしまいます。
子供はそれだけ素直なんです。
多くの大人は
何度教えてもなぜできないの？！
って
「できないこと」
にフォーカスしてしまいますよね。
私もあります。。反省
「できないこと」
にフォーカスしてしまうのは、
自分の子は何か問題があるのではないか・・・
このまま大人になったしまったらどうしよう・・・
っていう不安から来ているんです。
子供のころの教育が人生を決めてしまう。
そう思っているから
必死なんですね。
確かに子供の教育は大人への影響力大です。
でも
子供のころの教育が人生を決めてしまう。
のでしょうか？？
それって思い込みなのかもしれません。
東大に入学した人の声で多いのは
子供のころ
「勉強しなさい」
って親から言われていなかった
ということです。
これは、
子供の好きなように過ごさせていた
と読み取れます。
それでいいんです。
教育で大切なのは
あなたはあなたのままでいい
ということなんです。
何もできなくていいんです。
生まれてきたこと、
一生懸命生きていること、
存在していること、
それだけでいいんです。
好きなことを通して
楽しさや喜びを見つけること
それが人生。
だから、どんどん子供に刷り込みましょう（笑）
「ありのままの自分でいい」
って。
生まれてきてくれてありがとーって。
海野 純子
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