感情をコントロールすることはできません

痛ましい事件が続いていますね。。。

そこでよく耳にするのが

カッとなって・・・

という言葉。

 

人間は、

出来事・刺激 に対して

何がしかの反応をしています。

反応は、思考・感情・行動 のことです。

 

 

例えば、

歩いていて肩がぶつかった。(出来事)

怒り(感情)

許せん!(思考)

殴る(行動)

 

という流れになります。

 

でも、全ての人が

同じ出来事に対して

同じ反応をするわけではありません。

 

人それぞれ違う反応をします。

 

つまり、

出来事・刺激 と

反応(思考・感情・行動)の間には

何かがあるんです!

 

それを、私は

信念

と表現しています。

 

信念とは、

価値観、

思い込み、

常識、

などのことで、

あなたが大切にしている考え方

です。

参考記事:信念が変わると人生が変わる

 

 

怒りとは、

攻撃から自分を守るために
出てくる感情です。

 

ですから、

肩がぶつかった=攻撃された、

と判断して

怒りが出てきたんです。

 

攻撃された

と判断する理由の一つが

「自分は弱い」

と思っていることです。

 

無意識の中で

「自分は弱い」

と思っているから

常に戦闘態勢で

日々を過ごしているんです。

 

だから、ちょっとした出来事で

攻撃だ!

って反応してしまうんです。

 

この、無意識に

「自分は弱い」

と思っていることを

信念、価値観、思い込み

と言います。

 

 

アメリカ大統領の

ドナルド・トランプ氏は

個性的な方ですね。

敵が多いのも確かです。

 

言いたいことを言って

攻撃していますから。

 

同時に、

多くの人やメディアから

攻撃されていますよね。

 

攻撃すると同時に

攻撃を受け取っています。

攻撃に対する恐怖がないんです。

 

つまり

彼は

「自分は強い」というような

自分への絶大なる自信があるんです。

それが彼の

信念・価値観・思い込み

です。

 

このように、

信念・価値観・思い込み

感情は

密接に関係しているんです。

そして、感情は

自分を守ろうとしているんです。

 

 

ただ、怒りについては、

カッとなって・・・

というわけにはいきません。

自分も相手も不快になるだけです。

 

怒りには

6秒の法則があると言われています。

 

「カッ」という怒りは

6秒で消えるんです。

 

だから、

「カッ」としたら深呼吸します。

そこで6秒稼ぐと

冷静になれるんです。

 

これは、最近よく言われている

アンガーマネジメント

です。

 

そう、感情は

コントロールすることはできません。

 

コントロールとは操縦することです。

 

右に行きたいときは右にハンドルを切るというように、

自分の思い通りに

悲しみを喜びに変えたり

怒りを笑いに変えるなんてことは

できません。

 

一方、

感情は

マネジメントすることはできます。

 

マネジメントとは、

上手く使う ということです。

 

怒りの感情が出てきたら

怒りの存在を認めて

怒りに自分の大切な考え方を守ってもらう

ということです。

 

肩がぶつかって

カッとなったら

カッとなった、ということを認めて深呼吸します。

「自分が弱い」と思っているから

怒りがそんな自分を守ってくれたんだ

と納得するんです。

 

 

感情には

快(喜び・楽しさ・幸せ など)

不快(怒り、悲しみ、嫌悪、恐怖)

があります。

 

「不快」があるからこそ

「快」を有難く思えるんです。

 

「不快」があるからこそ

人間は現代まで生存することができたんです。

 

「快」ばかりだったら

わーい\(^o^)/といってるうちに

猛獣に襲われてしまいますからね(笑)

 

 

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海野 純子

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海野 純子(うんの じゅんこ)/ Junko UNNO チーターになりたいんだねー。そう決めたらなれるよー!そう言って、誰もがわくわくを伸ばすことができる そんなミライをつくること!

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