子どもへの愛情の伝え方

アドラー心理学の子育てでは
「ほめない叱らない」という
キャッチコピーが使われることが多いです。

では、どのように子どもに愛情を
伝えればいいのでしょうか。

コーチングでは、
行動を起こすために必要な
エネルギーを補給することを

「アクノリッジメント」
というのだそうです。

この「アクノリッジメント」が
愛情が伝わる関り方のヒントになります。

アドラー心理学の「勇気づけ」は
「困難を克服する活力を与えること」
と定義されているので、

コーチングでいうところの
「アクノリッジメント」と
「勇気づけ」はほぼ同じです。

「アクノリッジメント」とは
存在の承認」とのこと。

あなたがいてくれると
とても嬉しい。

ということを、色んな言葉や
態度で伝えていくのです。

愛情は、「愛している」とか「好き」という
直接的な言葉で伝わるのではなく

違う角度からの言葉や態度で
より大きく伝わっていくのです。

相手が自分の存在に意義があると
思えるように。

「ほめる」というのは
アクノリッジメントの中のひとつと
されています。

アクノリッジメントは多岐にわたり
色んなバリエーションがあります。

・本当にほめる

・任せる

・「どう思う?」と聞く

・大切にする

・見たままを伝える

・頻繁に関わる

・正当に評価する

・別れ際の一言

など。

あなたがいてくれて
私は嬉しい。

私はあなたを見ているよ。

その気持ちを
こんなにも色んな形で
伝えていくことができるのですね。

正当な評価は
アクノリッジメント、になるそうです。

ビジネスにおいては
上司への不満、部下への不満のほとんどが、

「自分は正当に評価されていない」と
感じていることなんだそうです。

子どもとの関わりは
ビジネスとは違うけれど、

もしも、子ども自身に目標があって
取り組んでいることがあるなら、

その結果や現状を
シビアに評価していくことも

存在を認めること、
やっていることそのものを
認めることになるのです。

☆ ☆ ☆

人と関わるとき
相手に関心を持つことが一番だいじ。

存在そのものをしっかりと見て
相手に注目し、よく観察し、
見たままを言葉にして伝えていく。

あなたを見ているよ。

あなたがいてくれると
私はとても嬉しい。

それが伝わるように。

そのような関わりが
勇気づけであり
アクノリッジメント。

この関わりで愛情は
心の奥に伝わっていくのです。

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岩本真弓

岩本真弓

岩本 真弓(いわもと まゆみ) / Mayumi Iwamoto 個々の好きが全体に活かされている社会。 子どもたちがみんな幸せな社会。 自分らしさがかけ合わさることで輝きを増す社会。 そんなミライを創りたくて活動しています。

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