【ドイツ製の赤い椅子でタイムトラベル。1】はじまり

 

ただ暇だった。

自分の目の前に広がる青空を、ただただボーッと眺めている・・・

そんなようで頭の中「暇だなあ」とつぶやいていた。

 

いつも座る椅子は、いつの時代のものだかわからないくらい昔に、おじいちゃんが買ったものを譲り受けた。

「ドイツ製のしっかりした椅子だから」そんなことを言われて渡されたけど、ドイツ製かなんてどうでもいい。

ただ座り心地が最高に心地よく、ここで寝転んでいれば、夜は考えすぎて布団では寝られないのに、寝ることができてしまう。

 

この椅子は、少なくとも30年は、人を包み込んで椅子としての役割を続けているんだろう。

まさか椅子本人も、日本に来るなんて思いもしなかったと思う。

そして、そこに座って、ティータイムを楽しむわけでもなく、暖炉の前に置かれるわけでもなく、日本のよくある1LDKのマンションの一室で、「暇だなあ」とつぶやいている僕の受け皿として存在している。

 

暇な時というのは、どうでもいいことを考えてしまうことが多い。

でも、そのどうでもいいことで何を考えているかが、自分の状態を大きく変える。

例えば、暇だと思い、綺麗な女優さんのことをイメージしているときは、楽しくニヤニヤすることができるが、暇だと思い、数日後に迫るお支払いのことを考えていれば、途端に僕の眉毛は釣り上がる。

どちらも暇だから考えることなのに、その考える内容によって楽しくもなれば、つまらなくもなる。

 

そんな状態で、「ご飯できたよ」と言われても、好きな女優さんを考えていれば、「はーい」と何気なく返事ができることでも、仕事のことを考えていると、その「はーい」も億劫になっていく。

人というのは、本当に気まぐれなもので、自分都合で返事のやり方を変えてしまうみたいだ。

 

 

そんな物語を持っている椅子に、僕がなんの罪悪感も感じることなく暇だと言えることは、「あくせく働くことがいいことだ」という価値観を捨ててきたからだろう。

もしその価値観を僕が持っていれば、ドイツ製の寝心地が素晴らしい椅子を持っていても、そこで心からの祝福を感じることはできない。

寝転んでも、ゆっくりしても、頭の中は忙しく動いている。

 

膨大なイメージをもとに、勝手に罪悪感を作り、それを感じて自分を叱咤し、「こんなサボっていてはダメだ」とオーバーヒート寸前のエンジンを、無理くり動かすかのようにして、前に進む。

 

そんなに頑張ってどこに向かっているのか。

 

誰もそこまでは考えない。

ただ、進むとされていることが素晴らしいことだからと、目標もなく進み続けている。

目標だと思い込んでいるものは、自分の本音では「違う」と思っていることでも、1度立てた目標はやり通さないといけない。

そんなことを思っているから、止めることもできない。

 

僕はそんな過去の自分を思い出しながら、ニヤついていた。

「そんな風にして生きることを楽しんでいたんだね、自分。笑」

そんなとき、ふと、平成27年の僕に会いにいくことにした。

 

今の僕が、昔の僕に会いにいく。

そうすればきっと、昔は見えていなかった世界を感じることができるんじゃないか。

そう思った僕は、ドイツ製の赤い椅子に腰をかけて、テレポーテーションを開始した。

 

続きはこちら

【ドイツ製の赤い椅子でタイムトラベル。2】生きる術を選択。

 

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ABOUTこの記事をかいた人

今西 史樹

BEC株式会社 代表取締役 波動トレーナー ブログでは、軽く生きたいと思っている方に向けて書いています。僕も過去に現実が、重くて苦しくて、どうしようもない時期がありました。そんなときに、今までとは全く別の価値観や感覚を知ることができたのです。でも知ったからといって、急激に現実が変わるわけではなく、ちょっとずつ自分の中を整理していくことで、変わってきました。今でも新しい発見や、新しい視点、価値観、感覚を知ることができていますし、それが見つかるたびに楽しくなっていくのです。だから、同じように、重くて苦しくても、波動と思考を知れば、少しずつ自分で変えていけるんだということを伝えています。