なぜコーチング×オランダの教員養成カリキュラムなの??

2018/06/24
 
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木村 祐理
「子どもたちが魅せる奇跡だらけの世界」を届けるべく色んな場所で活動。子どもの幸福度、底上げ実践!をしつつ、自分らしい生き方実践中♪
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2015年、秋。

石川尚子さんとオランダに行きました。

 

オランダに行って、一番衝撃を受けたのが

「オランダの教員養成カリキュラム」の内容!!スタイル!!

 

視察にいった学校で出会う先生のすばらしさは、

もちろんながら。

その先生がどうやって育てられたのか・・・

それを実際に携わっている方との出会い、内容を聞き、愕然としたのです。

大学に「コーチ」という職業の人がいました。

これもびっくり!!

 

「私もコーチです」って自己紹介したら、

「あなたも大事な仕事をしている人なのね」

と言ってくれたのが、今でも忘れられない・・・

 

大学でお話ししてくれたスタディコーチが言っていた言葉が、

今も心に残っています。

 

「先生とは、自分を源にしてやる職業」

「4年間やっていくと、自然にコーチングの技能は手に入ます。」

「学生は、自分の責任で学んで達成します。」

「先生たちの特異性や個性を育てる重要性」

 

・・・・言葉が出ない時間でした。

 

オランダの教員養成カリキュラム。

日本で言う、日本の教員養成大学で行われているカリキュラムのことです。

 

オランダは何が違うのか。

大学の区別自体もの違うのです。

 

学校の先生になる人がいくのが、

オランダでは「教員養成の実務大学」

 

学校の先生になるために必要な実務を学ぶのが、大学なんです。

 

だから、先生になりたい人が集まるってこと。

 

入学しててオリエンテーションが終わったら(だいたい2か月後くらいで)

すぐに「実習」がスタートするんです。

毎週必ず教育実習がある。

学年があがると、1週間のうちの教育実習の日が増えて行きます。

4年生だと、ほぼ半分(笑)

 

学校現場に行く!!ってこと。

 

大学で何か、先生になるためのスキルを教えてもらう前に、

「学校へいってらっしゃ~~~い!!!」と現場に入るのです。

 

机上で学ぶ前に、必ず現場で体験する。

 

先生ってどんな仕事なのか。

 

現場に出たら、大学に戻ります。

そこで待っているのが「コーチング」という授業。

 

コーチングっていうレクチャーを受けるんじゃないです。

 

コーチがついて、

学生をグループコーチングする時間。

これがコーチングの授業。

 

○○さん、学校にいってみてどうでしたか?

どんな発見がありましたか?

どんな課題が見えましたか?

次、行くまでにどんな準備をしようと思いますか?

 

そんなことを、コーチと振り返りながら、

自分の体験から学びを得、自分で課題を解決していく、

体験をしていくのです。

 

コーチングを受けながら、

コーチングを受ける体験、

コーチングってどんなものなのか、

体験から得ていくんです。

 

そして、それぞれが自分で必要な準備を行い、

また現場に出かけていくんです。

そのことが、4年間、繰り返されるのが、オランダの教員養成大学。

 

そして、自分がコーチとして、学生をコーチングする時間もあります。

授業の1カリキュラムです。

中学校にいって、大学生が、中学生をコーチングします。

今の中学生が何に悩み、何に困り、どんなことを考えて過ごしているのか、

向かい合いながら知っていく。

そして、実際にコーチとして、コーチングを実践して自分のものにしていく時間でもあるのです。

 

教科教授法の授業もあります。

でも、レクチャーよりも実践メイン。

 

先生として必要なことは、全部大学で実践的に学びます。

同僚とのコミュニケーション、保護者との関わり方、

自分の心身の健全さについて、自己省察や自己成長についてなど、あらゆることが

カリキュラムに含まれています。

 

そして、一番素晴らしいと思った事は、

4年間を通じて、ひたすらこの問いに取り組むという事です。

 

・あなたはなぜ先生になろうと思ったのか

・あなたはどんな教師でありたいのか

・教師としてどんな未来を考えているのか

・あなたはどんな教師として生きていきたいのか

 

一番根幹になる部分。

その人の在り方を創る部分。

 

たった1回答えを出したから、終わり!じゃないんです。

4年間という時間、何度も何度も問いつづけ、

自分の土台を自分で固めていくのです。

自己基盤も、探究から作られていくのです。

 

4年間、ずーっとコーチングを体験し続けて、いるスタイルが、

オランダの教員養成カリキュラムなんです。

 

学生同士がコーチングする時間もあり、

先生(コーチ)とコーチングする時間もあり、

セルフ(自分で)コーチングする時間もある。

 

そんな4年間で、

学生たちがやり続ける「学習記録」があるんです。

入学から卒業まで、自分で自分の学習を記録するもの。

 

学校側が指定するもの(単位のようなもの)を、

実際に「理解しました、できました、人に伝えることができます」

「自分の理念は○○で、その通り生きています」

ということを、1つ1つ証明していく記録でもあります。

 

卒業する際には、

すべての単位を自分で証明するプレゼンを行い、

それを試験官が見て、

「この人には、教師としての能力を有する」と判断すれば、

卒業証明書(が教員免許となります)がもらえます。

 

そんなカリキュラムがオランダ。

そうやって育ったのが、オランダの先生。

 

・・・どうでしょうか?

 

コーチングが教育の根源に入っている。

こんな現場に出会えたなんて!!

 

そして、私たちが視察にいった大学。

実は、この大学がオランダではじめてカリキュラムを全部コーチングに変えた、

一番最初の場所だったんです。

 

教育が変わるのに、国がスタートじゃないんだ。

1つの大学の試みが。

1つの国のシステムを変えた。

 

「はじめるということは、大きなリスクもあります。

でも、これだと思うものならば、やり続けて、きちんと検証してもらえばいいんです。

そこまでやり続けられるかです。」

 

携わった先生の、その言葉が、今の私の支え。

 

だって見てしまったんだもの。

出会ってしまったんだもの。

 

オランダの先生は、いつも地に足がついて、おだやかでした。

「私は~だと思います。」

「私が考えているのは~です」

と、いつも自分の教育スタイルや教育観を話してくれました。

コーチングが導入されたもう1つの理由は、

「新卒の先生が、すぐにやめてしまっていたのをどうにかするため」

だったとも話していました。

 

先生が、自分の大事にしたい理念をいつも心に持って、

自分の仕事に誇りをもっている。

そんな先生を育てるのも、先生を1人の人として大事にしている環境を作るのに、

コーチングという分野には可能性があるんだってこと。

 

知れて、見れて、すごく嬉しかった。

 

自分の中に生まれた希望があるから、

日本で「オランダの教員養成カリキュラム」を再現する。

 

オランダの場を再現することで、

そのカリキュラムを再現することで、

1人でもコーチングをベースに人を育てることが

当たり前にできる人が増えて行けば。

 

この国の「教育」「人を育てる」って概念が変わっていくんじゃないかな。

 

こうやってコーチングをベースに、

「自分を育てる」という体験があれば、

自分以外の人を育てることが自然にできる。

「体験」があれば、その体験は目の前の人に作りだせる・・・。

 

教師だけではなく、

人を育てる立場の人に。

 

この「体験」をシェアしたい。

そうやって育つ「体験」、日本でも広がっていけば・・・。

 

そして、いつか、日本の教員養成カリキュラムにも、広がっていきますように!!!

 

★【締め切り間近】1/22から2期スタート(^^♪

【連続講座】オランダ流・実践型コーチング連続講座

 

★石川尚子さんの「オランダ教育×コーチング」もぜひ(^^♪

http://www.b-coach.jp/netherlands/

 

 

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