学校の勉強を役立てられるかは、自分次第

ひょんなことから、市議会を聞くようになってもうすぐ1年。
それまでは遠かった市政が、すごく近くなった1年でもあります。
誰かに聞いた話よりも、自分の耳で聞くほうが断然いい。
自分の住んでいる町がどのように進んでいこうとしているのか、
あらゆる分野でどんな計画が実行されているのか。
今まで知りたかったことのほぼすべてが話される場、それが議会でした。
議員さんを通じてしかアクションはとれませんが、
いろんなことをちゃんと考えるためには議会をちゃんと聴くことが大事だった。
どんな人たちが、市のことを進めているのか。
議員さんや市長、関係者のみなさんの人となりも見極められますしね。
幸いこういう仕事をしているので、
話を聞いていると、その人の立ち位置や意図、価値観、パラダイムはつかめてくるので、すごく参考になりました。
すべての市民が一堂に会して市政の進め方について話し合うことは困難です。
そのため私たちは選挙により、市議会議員や市長を市民の代表として選出し、市政の運営をゆだねています。
市議会は、選挙によって市民に選ばれた議員の合議により、市政の方針を決定したり、市政が適正に行われているかをチェックしたりする機関です。
いわゆる「議決機関」です。
一方、市議会の決定に基づいて実際に仕事を行うのが市長で、
市長をはじめ教育委員会、選挙管理委員会、監査委員などは、
「執行機関」となります。
実働部隊は、市役職員のみなさんになります。
市議会と市長は、車の両輪のように協力し、互いに尊重し、論議し合いながらより良い市をつくるために、日々努力する関係になります。
(現在、私の町ではこの関係が機能しなくなってきています。健全な関係となるために、現在百条委員会が開かれています。)
学校で習ったことは、私たちを取り巻く暮らしの基本的な部分。
この学びを、生きていく中で、目の前のあらゆることと繋げながら、
役立ていく必要があります。
でも、役立てていけるか、生かしていけるかは、自分次第なんだと、大人になればなるほど思います。
この1年、本当に、リアルな中で理解を深めたことが多かった。
今も継続中ですが。
そのすべての基礎になっているのは、小中学校での基礎教育です。