【オランダ教育現場視察レポ⑤】ユトレヒトの教員養成大学

2018/09/26
 
この記事を書いている人 - WRITER -
木村 祐理
「子どもたちが魅せる奇跡だらけの世界」を届けるべく色んな場所で活動。子どもの幸福度、底上げ実践!をしつつ、自分らしい生き方実践中♪
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>>オランダの教育についての基礎知識

■子どもの幸福度が高い国」オランダ、その教育とは?

■オランダと日本の教育、どんな違いがあるのでしょうか?

視察日:2015/9/8@教員養成大学(ユトレヒト)

生徒数:1400人
小学校教員を養成している、実践大学。

<大きな柱>
1.教科
2.教員実習(コーチング)
3.教授法
四年間、ずっとコーチングを受けながら、3つの柱を学んでいる。

学生は、入学後オリエンテーションを終えるとすぐに実習がはじまる。
実習とは、実際の学校に赴いて実習を行う。
(クラスのサポートティーチャーなど)

1年目→2ヶ月のオリエーテーション後 実習がスタート
2年目→一週間に二回
3・4年→一週間に三回

>>教員養成のスタイルがかわったきっかけ

1992年にはじめて、
実習に重きをおいた授業にかわった。
それ以前は、日本と同じティーチング型の授業だった。

変わったきっかけは、学生からの声。

14年前にスタート

「学校から自分から学びたいという要望が出てきた」
そのタイミングで、授業のやり方をティーチングから、コーチングへ変えた。

大学が授業を変えたことで、国が驚いた!
学校管理局が新しい手法を監査。
その後、成果がわかった。

そして、大学の1つの変化をきっかけに、
国の教員養成のあり方と手法が変わった。

>>教員技能について

教員技能
7つのグループ(国が指定)
8つめは、大学独自で定めた

学生は、自分の責任で学んで達成する

スタディコーチングの実践を行っている。(スタディコーチがいる)

goals
・先生のprofessional identity
(自分をもとにやる職業なので)

・competency skills
教員技能

・study skills
大学の勉強そのものをどう行うか

self direction
★responsibility
・自分で計画して実行していく
・少しずつ自分でできるようにサポートしていく

unique vision inspiration
・先生になりたい動機をしっかり持つ
・個人の教育理念
・自分の強みを見る
・貢献価値を見つける

2-3ヶ月で4つくらいの計画を立てる
学生が自分で決めるもの

4年やっていくと、自然に技能は手に入る
10人で1グループ、進行役が1人つく(グループコーチング)

※特異性(個性)を育てることを大事にしている

オランダの教員資格に必要とされている項目は、21項目ある。
※21項目は、5つの段階にわかれており、それぞれの技能を取得する必要がある。
そのため、すべての項目は、105項目となり、105項の技能習得が認められると、
教員免許が取得できる。

105項目すべてにおいて、「自己証明」が必要となる。
技能があることを、文章や動画、ウェブサイトなどを用いて証明する

★グループコーチング
→教育実習後、振り返りが多い

1年目は、教育実習に行って「何がよかったか」にだけポイントをあてる

★コーチング実践
・学生同士でコーチングを行う
・先生とコーチングを行う
・学校に出向いて、学生のコーチングを行う

portfolio
reflection

success factors
・relation 信頼
・coaches are competent コーチの質がいい
・development lins
→vision
→comportency

コーチ→講習が終わっても、年に3・4回集まってスキルup

1-4年で省察レベルが違う。
学校で1年度の習得度が決められている
コーチをしながら、サポートする

理論→実践にできる
実践→理論にできる

両方ができるようになることが求められる。

>>自己証明@ポルトフォーリオ
入学から卒業まで、自分で記録をつける
オランダの教員養成課程では、「わかる」ではなく、「できる」ことが求められる。
理論や知識を理解し、それを実際に教育現場で実践していく。
その1つ1つを記録し、「できた」実践例をポルトフォーリオに、自己証明として記録していく。
自分の理念が実証されているかどうかを証明するものでもある

・自分のサイトを作成する
・自分の理念などもしっかり提示する
・動画なども使う

※卒業時、portfolioをプレゼントして担当の先生(卒業を判定する外部の先生)にも
見てもらう。

※これまでの経験や職業を選んだ動機、自分の理念や資質、自己分析、職業に対する理解、
教育についての理解、自己成長の計画、省察実践、教員資格に必要な知識や技能、授業の計画など、
あらゆる角度から自分自身を探究し、教員としての軸と基盤をつくる。そして証明する。

>>教員養成大学の評価
・年に2回実施される
・試験のスタイル
①ポルトフォーリオによる自己証明
②試験管による授業見学(授業を一人で担当して行う)
③口頭質問

※卒業試験も同じ形式で行われる
※卒業試験に合格すると卒業資格がもらえる=教員免許となる

>>教員養成大学におけるコーチング実践

★教育実習

サポートティーチャーとして、クラスに入ったり・・

自分自身が先生として授業を行う。

★小・中学生へのコーチング実践
提携している小・中学校へ出向き、子どもたちのコーチングを行う。
実際に子どもたちの相談を受けることで、
小学生や中学生が、どんな悩みを抱え、どんな気持ちを持つのか、
実際のかかわりの中から学んでいる。

★グループコーチング
実際にコーチから、コーチングを受ける。
実習やコーチング実践を振り返り、学びを深める

★理論の学習、授業の準備
教科教授法のスキルなど、教師資格に必要だとされている理論を学ぶ。

★授業の準備
実習での授業を準備する
グループコーチングでの振り返りを踏まえ、
自分で授業をデザインし、必要なものを準備する

★学習記録(ポルトフォーリオ)の作成
自身の学習の記録を作成する
教師資格に必要な105項目の技能の自己証明も含む。

 

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