【オランダ教育現場視察レポ③】アムステルダムの小学校(2歳半-4歳のクラス)

2018/09/26
 
この記事を書いている人 - WRITER -
木村 祐理
「子どもたちが魅せる奇跡だらけの世界」を届けるべく色んな場所で活動。子どもの幸福度、底上げ実践!をしつつ、自分らしい生き方実践中♪
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>>オランダの教育についての基礎知識

■子どもの幸福度が高い国」オランダ、その教育とは?

■オランダと日本の教育、どんな違いがあるのでしょうか?

2015年9月にはじめていったオランダ続き。
その時の視察の様子をまとめていきます♪

アムステルダムの小学校。
アムステルダムでは平均的なサイズの学校。

生徒数:260名

芸術に力をいれている学校で、
「子どもの個性に色をつける!」というのがスローガンだと
校長先生が教えてくれました。
教育スタイルは、オランダの伝統的なスタイルです。

オランダの小学校は、4歳~12歳まで。
私が、日本でようちえんをやっていると話したので、
「プレクラス(2歳半~4歳)」を見せていただくことができました。

オランダのプレクラスは、小学校の準備クラスになります。
この学校では、週に2日、午前か午後のどちらかだけ登園するスタイルでした。
母子分離のクラスです。

教室に入ると・・・

ちょうど、スナックタイム(^^♪
子ども5人に、先生が1人ついていました。

ちなみに、オランダは9月に新年度スタート。
私たちが行ったのは、始業してすぐのタイミング。

いつも幼児を預かる環境にいるため、
なんだか、申し訳ない思いがいっぱいになりました。

落ち着かない時期に、刺激を与える存在になってしまった。。
でも、このタイミングだからこそ、見えたことがたくさんありました。

このクラスの掲示物。
カラフルで、目で見て分かるモノ。

ちゃんと、ありました「スケジュール」
2歳半のクラスから、小学校のクラスと同じスケジュールカードをみて、
自分で何をする時間か判断しながら、生活していくんですね。

あと、ぶらさがっている「ボール、人形、車、絵本」は、
子どもたちが遊ぶ時間に選ぶ「遊びの選択肢」です。

2歳半~4歳のクラスは、「4つの中から1つ選ぶ」
4歳~6歳のクラスは、「8つから1つ選ぶ」
でした。

学年があがると、選択肢が増えていくんです。
子どもたちは、用意された選択肢の中から、
自分で選ぶということを繰り返し体験していくんですね。
(最終は、12歳で、中等教育の学校を、自分で選ぶということに繋がっています。)

「はい、集合!」とも
「絵本の時間よ」とも
「座りなさい」とも
先生は、言いません。
何度も言いますが、言葉で「指示・命令」しません。

赤色のマットを引いて、本の入った箱をおいて・・・
「はい、どうぞ」

以上(笑)

子どもたちは、ちゃんとマットの上に集まって、
本を読み始めました・・。

でも、一人の男の子。
視察の私たちが、気になって気になって、絵本どころじゃ無くなってしまいました。
踊ってた・・(;^ω^)

次男坊と同じ年、、、私なら、どう言うかな。

絵本の時間に、絵本を読まずに、踊っている子。

あなたなら、どう関わりますか?

「うわー、たくさんの絵本があるわ~
どの絵本を読もうかしらね。
乗り物もあるし、動物もあるわ~」

先生が、絵本のところにいって、そう言いました。

男の子、さすがに気になって先生をチラリ。

その瞬間。
「あなたは、何が好き?動物?乗り物?」

男の子、すーっと先生の横に吸い寄せられて、
「これ!」

言葉は、先生へ。
目線は、私たちへ(笑)

「これね。色んな動物がいるわね~
ぞうさんがいたわ~、これはキリンかしら~」

先生は、絵本を読み聞かせ始めました。

男の子、すっかり先生を絵本に惹きつけられて。
絵本の時間、結局絵本の場所にいたんです。

絵本の時間が終わるとき、先生は言いました。

「絵本、読めたわね。」

!!!!
この一言、言うんだ・・。

先生のリードで、できたこと。
でも、「あなたができたね」なんだなぁ。

男の子の活躍は、まだまだ続きます(笑)

全員が座ったら、はじまるらしい次のプログラム。
だんだん、先生の意図がわかるようになってきました(笑)
この年齢の教育目標や、クラスのゴールとかがあるんでしょうね。

先生が、そこをしっかり持って、進めているのがわかりました。

そして、座る気無し!の男の子(^^♪

「はやく座りなさい!!」
「座る時間でしょ!!」とか
もちろん言いません。

どうやったら「自分で座る」という行動が、
男の子に起きるか、先生からアイディアが出てくる出てくる。

おにんぎょうさんも集合して座りましょう。
お人形を椅子に置いてみたけど、失敗。。

はい、次!
次のアイディアでアプローチ!!

仕方がないわね~
そんな時は、踊ってみましょうか~
手を繋いでね~
こっちにいって~おっとっと~おっとっと~~

あら~

(座っちゃった!)

「はーい、みんな座れたね。はじめましょうね。」

「みんな、座れたね。はじめましょうね」

この一言。
この言葉がけ。

胸に刺さりました。

先生たちは、心底「子どもは自分で、考えて、動くことができる」
その行動を、どうサポートすればいいか。
必ず、できる。

それが根底に流れている。

ちゃんと、それが積み上げられるように、
年齢やその子の個性によって、
寄り添いながらサポートしているんだもの。

やると決められていることを、
ちゃんとできるように、
1人1人の子が、どうやったらできるか。
それをサポートするのが、大人の力量。
オランダの先生。

それを、実際に見せてもらったクラスでした。

感情的に言葉で子どもたちに言いつける、
力で子どもを動かす
「あなたのせいでしょ」と子どもに責任を押し付ける
ということは。

私は、力量と度量がない大人です。
って宣言しているようなものなんだってこと。

心から感じた1日でした。

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