有川浩さんの
『県庁おもてなし課』を読みました!
私が読む文庫本の厚さにしては、ちょっと分厚め。
厚さで読む順番を決めるなら、絶対最後の方にまわるヤツ。
はて、この分厚さ、どんな効果をもたらすのか・・・。
読み終えての感想は、
全然、分厚くないじゃん!です。笑
読み始めたら、ノンストップになります。
舞台となっている高知県庁「おもてなし課」のメンバーと、そこに関わる人たちの
奮闘ストーリに、まさに釘付けです。
人って、勝手に巻き込まれていくんだな。
そして、人を巻き込んでカタチ作っていくもののパワーって、すごい面白い。
それに、
自分ほどわからないものって、ないんだな。
そんなことたちを、主に思いました。
地方には、地方の良さがある。
でも、そこにいる人たちは、その良さに気づかない。
なぜなら、それがあることが「普通」だから。「あたりまえ」のことだから。
日曜市が開かれることは、「いつものこと」。
季節になると、カツオのたたきが並ぶことが「あたりまえ」。
山は、「ある」。
川は「いつもと変わらない」。
でも、その「あたりまえ」が素晴らしい価値となる。
それが一番の魅力になるんだ。
でもでも、ふと!
これって、個人についても同じことが言えるんじゃないかなと思うのです。
自分にとっては「あたりまえ」に出来ていることが、他の人からしたらスゴイことだった。
「みんなできること」と思っていることが、そんなこともなかった。
「素敵だね⭐︎」って言われるまで、なんとも思っていなかった”自分”。
自分で自分を「素敵やん!」「最高やん!」って、もっと思っていいんだと思う。
地方活性化の前に、自分活性化したら、いいんじゃないかって思う。
そしたら、
結果的にぜんぶ、活性化してそう・・・!
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